バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

質より量でいきたい時には・・・ムードはないがムーガタだ

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タイの鍋料理というとMKレストランで良く知られる

タイスキがありますが

もうちょいローカルに、という向きには

このムーガタ、というチョイスもありですかね。

 

大体がオープンエア(屋内スペースのある店もありますが)、

要は食べ放題焼肉、しゃぶしゃぶですね。

違うのは一つの鍋で両方まかなうこと。

中央の盛り上がったところで焼いて、

縁部分で煮込んで、というスタイルです。

 

各種肉、野菜、デザート類まで揃ってます。

シーフードを加えると別料金というところもありますが

300~500バーツといったところでしょうか。

 

若い仲間同士、子供の居る家族連れには向いてますよね。

1~2人ですとちょっと楽しめないかもです。

(一人鍋スタイルの店もあり)

 

あと、タイの人(大人)を誘う時

あまり喜ばれない可能性は高いかも。

 

”誘ってもらってわざわざ行くようなところじゃない”

が本音でしょう。

 

最近は肉質などクオリティにこだわった

高級志向の店もかなり増えてきました。

”和牛””霜降り”などを売り物にしているところですと

1000バーツ超~というのも珍しくありません。

もっともこのクラスになれば

”ムーガタ”の範疇ではもうないですけれど。 

フィリピンとアメリカ 2軒の質屋

タイの街角歩いてますと、質屋さん

結構見かけます。

 

で、質屋が舞台となっている映画を2本。

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おなじみチャップリンの THE PAWNSHOP(1916年)

もう、チャップリンのテクニックの一大ショーケース。

いつもながらの密度の濃さにただ脱帽です。

 

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もう1本はフィリピンの SANGLAAN(2009年)

マニラ下町のとある質屋に勤める女性の

日常を描いた作品です。

 

店員に扮する INA FELEO がゴージャス系のメイクをせずに

すっぴん(に近い?)フェイス&抑えた演技に好感が持てます。

 

映画やドラマ観てますと、過剰な演出が気になってしまうことが

よくありますが、この作品は淡々と下町の人間模様を撮っていて

昭和30年代の邦画のような雰囲気もありますね。

 

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Sir Paul McCartney これだけの曲をどうして

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私は1960年代のリアルなビートルズ体験はありません。

赤ん坊とか幼稚園、小学校に入ったばかりでしたので。

 

70年代に洋楽を聴くようになった時には

ウィングス全盛時代、でも2~3枚アルバムを買っただけ。

まあ、他にもっと好きなアーティストがいっぱい居たということです。

 

「ロックというよりポピュラー界でもっとも有名な人物」という

修飾が付いて回ってしまうので、期待値が大きすぎるのかもしれません。

その後発表されるソロ作の数々にもあまり、興味が湧きませんでした。

"TAKE IT AWAY" のような良い曲もありましたけど。

 

ごくごく最近のこと。

ポールには未発表曲、アルバムには収録されなかった楽曲が

大量にありますが、それらを何気に聴いていたら

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あらー、これ

もの凄い良曲。

いつの頃の作品かと思いきや

"OFF THE GROUND"(93年)時代の

MAXI シングル盤や

デラックス仕様盤のみに収録されていたようです。

 

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コーラスも非常に効果的なんですが

こういう曲調って、ポールにはあまり無いですよね。

アルバムに入っていたナンバーより数倍、数十倍

魅力的に響きます。

 

でも、ポールはタイプ的に拘泥しなさそうですね。

「ふーん、そう思う?」とか。

 

ともあれ、この曲

頭の中でエンドレス再生しています。

戦前の超モダーンな日本映画「隣の八重ちゃん」「愛より愛へ」

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こちらは映画専門誌のキネマ旬報

1934年のトップ10ランキング。

2位に「隣の八重ちゃん」という作品の名が見えます。

 

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おや、登場人物の会話や仕草が

2019年の今から見てもそれほど違和感がありません。

 

この作品にも出演している高杉早苗の主演作で

「愛より愛へ」(1938年)

戦争の足音が迫っていた頃ですが、こちらも

高峰三枝子のファッションなど

非常に垢抜けてますね~

 

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当時の日本人がみな、こうだった~

というわけでは勿論ないでしょうが、

タイムマシンに乗って、ちょっと

この頃の東京を歩いてみたい気がしますね。

 

「もしよろしかったらお茶でも・・・」

「なにそれ?古臭い言葉遣いね~」

なんて、言われたりして。

症状はさまざま、私も重度の依存症

依存症、と名のつく症状でもポピュラー(という言い方も変ですが)なのが

アルコール依存症

有名人でも多くの人がカミングアウトしていますね。

 

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この問題を早くから映画化していたのがビリー・ワイルダー監督の

「失われた週末」(1945年)

 

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主人公は周囲の必死の説得に関わらず、酒を飲み続け

遂には幻覚に襲われるようになります。

 

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タイに数年間滞在していたこともある

故鴨志田 穣(漫画家 西原理恵子の前夫)の著作にも

ご自身のアルコールへの耽溺ぶりが書かれており、

奥さんからみたこの病気の恐ろしさは、漫画や

映画でもよく知られています。

 

さて、私は”音楽・本・映画依存症”だと自認しているのですが

(しかも依存歴が長い、およそ半世紀)

この場合、幻覚や幻影を見ることがあるのか?

 

小さな虫が身体じゅうを這いまわったり、ピンクの象や小人の

行進を目撃することはありません。

 

でも、なにかしらメロディーが頭の中で鳴り響いていたり

映画の一場面、あるいは書籍を読んでイメージした映像が

脳内スクリーンに頻繁に登場してきますので

やはり立派な患者のような気がします。

COLD AS ICE NYC 1996

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空港に降り立った時、もうダメと思いましたね、寒すぎて。

アパートはアッパー・ウェスト

ジョン・レノンのあのダコタ・ハウスの近くだったかな。

 

観光とかほぼしませんでした、というか無理。

身体、凍っちゃうから。

 

予約してあったんで、ミュージカルとかライブハウスは行きました。

アポロ劇場も行ったかな。

 

ブロードウェイの

BRING IN 'DA NOISE BRING IN 'DA FUNK

は良かったですね。

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この時はボストンのバークリー(音楽大学)に通っていた

知り合いと合流したんですが、

気温の低下とともに

仲も冷えていきましたね・・・

 

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摂氏20度、いえ25度以上は無いと

なかなか愛は育たたないような気もしますねえ、

個人的にはどうしても・・・

著作は体力だ 映像はスケールだ~キング&キューブリック

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スティーヴン・キング

凄い作品数です。

イデア、プロットがどれだけ湧いてくるのか

というのもありますが

これはもう体力勝負のような気もします。

 

個人的に好きなのは「ロードワーク」ですね。

これは超常現象とかの類は一切起きないストーリー。

コーエン兄弟とか映画化しませんかね・・・

 

あと、「秘密の窓、秘密の庭」も良かったですね。

こちらは2004年に映画化されてますが、

私は観たことがありません。

ブラッド・ピット主演とのことですが、

本から受けるイメージではちょっと?のような。

 

有名なのはなんといっても「シャイニング」

でもキングはキューブリックにはご立腹だったようですね。

確かに原作では子供のもつ一種の超能力、

それが SHINING のわけですが~

についての扱いや、狂気に捉われていく父親の設定など

違う箇所が多いですから。

 

でも映画はやはり傑作だと思いますよ。

雪に閉ざされた孤立無援の世界、

しかし、舞台となるホテルは非常に広い空間なんですね。

狭い1室とかではない。

駆け回るほど広い建物なのに、どこにも脱出できないし

救いも来ないという。

 

一家がそのホテルに向かう車を捉えたオープニングからし

”これは日本の映画では出来ないスケール感だな”と思いますもん。

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