バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

MAGIC OF THE BLUE ~青い青い、タイのハーブティー

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タイにはカフェ好きの方なら

Cafe Hopping をしたくなるような

素敵な店がいっぱいあります。

 

まあ、そこで注文するとすれば

コーヒーということになりがちですが

タイではですね、

タイ伝統のハーブティーというチョイスも

お勧めであります。

 

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タイスイーツ&ドリンクの素敵な午後のひと時

 

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細工が可愛いですよね

 

で、ブルーのカラーの飲み物がありますが、

 

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ナム・アンチャン、という名前のハーブドリンクで

タイでは以前から親しまれている飲み物です。

 

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実に鮮やかな色彩ですね。

(お味のほうは癖も無く、飲み易い)

 

発色の原料はバタフライピーという

花なんです。

 

さぞかし希少種なんだろうって?

いえいえ、そこら辺に普通に咲いてるんですね。

近所にもいくらでも見つかりますよ。

 

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街角のドリンクコーナーでも売っていますが

味や見た目に拘ったレストランや喫茶店ですと

かなりの価格設定になっているところも。

 

摘んで、自前で作ってみましょうかね・・・

 

Blue Magic       Chasing Rainbows

www.youtube.com

 

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WITH OR WITHOUT ? まだまだビミョーなバンコクマスク事情

数日前に

マスク着用義務が撤廃されたタイ。

 

さて皆、待ってました!と

一斉にマスクを外しているのでしょうか?

ちょっとバンコクの街をあちこち歩いて

チェックしてみましょう。

 

 

ご近所界隈は

みんなしてますね~

 

 

スカイトレインの構内、車両内

いずれも100%の着用率ですね。

 

 

イクライダー

たまに顎マスクの人が居ますが

それは前と同じです。

 

 

デパート内も同じ光景。

ちゃんとマスク付けてますね。

でも入場の際の

体温チェックがルーズな感じになってます。

(すり抜けしても注意されない)

 

 

おっ、居た居た

ノーマスク姿。

 

でも外国人観光客ですね。

(アジア系は概ねしていますが、欧米系やインド・アラブ系の人はほぼしていない)

 

 

先月から

平常授業が再開されたのですが

学生さん達の着用率は100%。

きっと厳しく言い渡されてるんでしょうね。

 

 

人出は随分増えてきました。

コロナ前と同様、とまではいきませんが

1~2年前とは比較にならないほど

活気が戻ってきていますね。

 

 

テレビの出演者はというと

まだマスク姿が多いですね。

 

(by CCSA)

 

付ける/外す

ガイドラインがちょっと大まかというか

アバウトなんですよね。

 

今しばらくは、マスク

携帯するにこしたことは無い感じです。

それが無難・・・

 

 

タイ料理食堂の二大派閥、出来合い系と注文系

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料理の種類ということではなくて

提供するスタイルのお話なんですが。

 

タイの街角に無数にある食堂、

店先にトレイを並べているところ

多いですよね。

炒め物やスープ類が色々と置かれています。

 

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この手の店は

カオ・ラート・ゲーン

と呼んだりします。

ぶっかけご飯の店、的なニュアンスでしょうか。

 

要は出来合い、調理済みのメニュー構成ですね。

長所はすぐに食べれる(持ち帰れる)&

言葉が通じなくても指差しでなんとかなること。

 

マイナスポイントは当然、作り立ての美味しさは無いですよね。

それだけならまだ良いのですが

かなり時間が経ってしまっている場合もあるわけで

タイの人も気をつけてますね。

”最悪お腹を壊したりすることもあるから、知ってるところにしか行かない”

とか。

 

確かに、生野菜を表面に散りばめたりして

瑞々しさを強調したりすることもあるので

ちょっと注意ですかね。

 

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さて、もうひとつの系統が

アハーン・タム・サン~注文食堂。

 

こちらはお客さんのオーダーを受けてから

調理を開始します。

 

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日本と違うのは食材(魚介や野菜類)を

ガラスケースに入れて、目立つようにディスプレイしていることでしょうか。

 

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この手の食堂ではオーダーメードが出来るんですね。

日本でしたら、例えば肉野菜炒めを頼むときには

そう伝えるだけですよね。

あとは店側がそれぞれの流儀で調理すると。

 

しかしタイでは、どんな野菜を入れるか

肉はどの種類にするのか(鶏・牛・豚)

あるいはシーフード~海鮮炒めにするのか

すべてお客さんの自由です。

辛いのが苦手な人は唐辛子抜きにしてもらうとか。

 

色々とリクエストしたからといって、

およそそれで嫌な顔をされることはありません。

なんといっても出来立てホヤホヤの料理が

実に気軽に頂けるのが嬉しい。

 

但し、そうなると

多少言葉のほうが出来ないといけませんね。

(あらかじめ画像を用意しておくという手もあるかもですが)

ローカル立地の食堂だと、外国人はやや苦戦するかもしれません。

 

ただ近年は英語、どこでも通じますよ

タイでは。

 

普段着のタイ料理を味わうには、

小綺麗なモールのなかのフードコートよりも

路地裏店のほうが美味しかったりするんですよね。

 

次回訪タイの際には

臆すことなく、隠れ人気食堂(屋台)

を探索してみてくださいな。

 

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NEVER LETTING GO...

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Hi, I thought I'd drop by, so nice to see you
It's been too long since I was holding you
I've been holding on to a prayer
'Cause my dreams never seem to come true

I'm never letting go, never letting go, never letting go
It's not that easy
I'm never letting go, never letting go, never letting go
I'm crazy about you
But I can't live without you

 

ううん、ちょっと寄ってみただけだから

でも会えて嬉しいわ

あなたの腕のなかで眠りについていた頃から

随分、時は流れてしまったけれど

 

ずっとお祈りばかりしていたのよ

私の願いって

叶ったためしがないんだもの

 

忘れてしまおうと努めたけれど

簡単なことではなかったわ

どうしても諦めきれなかったの

 

まだ夢中なのよ

あなたなしでどうやって

生きていけばいいの?

 

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I left the kitchen light on these past three nights
It don't know why, just keep shining bright
And now your eyes, the dance away from mine
Is it someone else again this time?

I'm never letting go, never letting go, never letting go
It's not that easy
I'm never letting go, never letting go, never letting go
I'm crazy about you, yeah

I could be a lady and walk away with style
But I fight to keep you, throw my arms around you
This is crazy I know but I just got the show

 

この三日間、台所のライトを消さないでおいたの

その灯りはずっと明るく輝き続けていたのよ

でもあなたの瞳に映っているのは

私ではない別の人

また新しい誰かさんに心が移ってしまったのね

 

淑女のように毅然と

あなたの前から姿を消すべきかしら

でも私は負けたくない

あなたをしっかりと抱きしめたい

もう二度と失いたくはない

 

馬鹿げているでしょう?

でもそうさせたのはあなたなのよ

 

Never letting go, never letting go, never letting go
Never letting go
Never letting go, never letting go, never letting go
Never letting go
Never letting go, never letting go, never letting go
I'm crazy about you
Never letting go, never letting go, never letting go
I'm crazy about you, yeah

 

(by STEPHEN BISHOP)

 

PHOEBE SNOW    Never Letting Go

www.youtube.com


 

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Phoebe Snow (1950-2011)

「人を殺してください」「誰を?」「私です」 アキ・カウリスマキの ”コントラクト・キラー”

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フィンランドの名匠

アキ・カウリスマキの1990年作品。

 

ロンドンに暮らすフランス人の中年男性

ジャン=ピエール・レオ

絶えず孤独感、疎外感に襲われていて

自殺を試みますが

 

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どうしても失敗してしまいます。

 

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そこで伝手を頼って殺し屋のオフィスに。

私を殺してくれ、と依頼します。

”自分でやれば安上がりだよ。報酬は高いんだぜ”

と殺し屋に言われ、

”やってみたよ”

という会話がユーモラスであります。

 

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さあ、あとは殺されるのを待つだけだ。

部屋を留守にする際はわざわざ

”〇〇に居ます。すぐ戻ります”

などと貼り紙をするのがまた可笑しい。

 

男は、一人の女(マージ・クラーク)と出会うのですが

 

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口数が少ないミステリアスな雰囲気の彼女に

好意を抱きます。

 

さあ、こうなると

人生が急に輝き始めます。

死ぬのはまだ勿体ない!

しかし殺し屋にキャンセルはきかない

どうしよう・・・

 

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彼女と国外脱出のプランを練ります。

 

一方の殺し屋にも問題が。

 

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体調不良で病院へ。

言い澱む医者に詰め寄ります。

”正直に言いましょう。もって1、2か月・・・”

と宣告を受けることに。

 

殺し屋は時々部屋に訪ねにくる娘に

さりげなく、サヨナラを告げた後

(良いシーン!)

男を殺す「最期の仕事」へ赴きます。

 

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死のうとして生きたくなった男

殺すことが仕事で、死を宣告された男

二人が対峙します。

 

さてどのようなエンディングが待っているでしょうか・・・

 

変に盛り上げない、大袈裟な仕掛けをしない

カウリスマキの愛すべき佳品です。

 

英国文化(英語)にいつまで経っても馴染めない

能面顔&能面会話のジャン=ピエールが

絶品演技であります。

 

I Hired a Contract Killer    Trailer

www.youtube.com

ジャパンホラー/サスペンス映画の金字塔 ”CURE” を珍しく「深観」してみる

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黒沢清監督の1997年度作品。

そのミステリアス&スタイリッシュな構成で

国内外から非常に評価の高い力作ですね。

善人VS悪人、結局最後はハッピーエンドといった

ありきたりの作りになっていませんので

映画ファン、マニアからは格好の謎解き対象になっているようです。

 

私は2回観てみました。

で、それでも100%スッキリ分かりました!

なんてことはないのですが、ちょっと気づいたこと、感じたことを。

定説、一般的な解釈とは異なっているかもしれませんが

どうぞその辺はご容赦を。

(監督自身によるノベライズもあるようですね。すいません、そちらは未読です)

 

この作品、事実~実際に起きたことと

登場人物の幻想、願望、悪夢の両方が混在してますよね。

また、事実にしても空想にしても

誰から見た事実なのか、誰の心象風景なのか

と言うポイントもあるかと。

 

間宮(萩原聖人)VS 高部(役所広司)という捉え方よりも

間宮をMC~狂言回しの立ち位置に置いてみると

掴みやすいかなあ、という気がしましたよ。

 

さて冒頭、役所の奥さん(中川安奈)の

カウンセリングの場面ですが、

 

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うん?、医者の距離がおかしくありませんか。

コロナ以前のお話ですし。

(初診ではなく既にセッションを重ねていて、二人の会話自体は寛いだ調子)

 

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この後、テーブルが突然ガタガタと揺れ始めます。

いわゆる念動力というか、ともかく超能力現象が起きています。

でも二人ともまったく動じていません。

ニコニコ顔です。

 

ここで疑問が既に生じるわけですね。

この場面、誰かの頭の中の風景ではないかと。

 

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ちなみに診察室のシーンはもう一度登場します。

この時は通常の間隔で席についていますね。

 

カウンセリングは週一回のペースで行われているようですが

奥さんの服装がまったく同一のように見えます。

たまたま、でしょうか?

 

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カルテがチラリと映ります。

統合失調症に相当する語句の記載が。

Schizophrenie)

また住所欄にはマンションの部屋番号が記載されていますが、

301、と読めます。

 

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こちらは役所が、奥さんのことが心配になり

勤務中に自宅へ戻るシーンですが

表札には、401 とあります。

この撮り方は意識的に観客に対して、部屋番号を認識させるような構図ですので

”ここからは現実の話ではありませんよ”

というサインでしょう。

(カルテに書かれている数字のほうが嘘という事も考えられますが)

 

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役所は部屋で奥さんが首を吊っている光景を見て

大きなショックを受けます。

(しかしそれは錯覚で、奥さんは果物をジューサーミキサーに入れているだけだった)

役所が、心の病を抱えている奥さんと暮らすことに大きな苦痛を感じている

~彼女の死を期待している

ということがストレートに描かれています。

(もしも彼女が死んだら、さも悲しんでいるような演技をします~ということも表していますね。しかしそうではなかったので、ホッとするより落胆した表情の役所のカットが続いています)

 

役所は部下の刑事にも非常に冷淡に接していて、決して心優しき

善人ではありません。

そこが間宮から見て、次のMC(伝道師)に相応しいと

見込まれたのでしょうね。

 

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役所は奥さんを精神病棟に入院させます。

道中のバスですが、これは明らかに現実の描写ではありません。

ですので、この後に続くシーンも役所の空想です。

 

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病院では冒頭の医師が迎えてくれます。

しかし、カウンセリングを受けていた施設とは明らかに違うような。

(カウンセリングの時は室内だけ、この入院シーンでは病院の中が映らないので判然としないのですが)

それに服装があまりにラフ過ぎ。

カウンセリングの時にはキッチリ、ネクタイを締めていますので

やはり、奥さんを病院に連れて行ったというのは

役所の幻想(そうだったらという願望)でしょう。

 

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ちなみに「イマジナリー・バス」のカットはもう一回あって

 

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この後、廃院での間宮との対決になっていくわけですが

当然それらのシーンも現実に起きたことではありません。

役所の友人である精神科医うじきつよし)も

この場所を訪問していますが、それも同じく。

 

間宮に惑わされる(間宮からすれば治療のわけですが)

他の人物たちは、いずれも殺人犯行後は茫然自失の状態に

なってしまいます。

しかし役所演じる高部は

身近な人間の連続死にまったく動じる気配がありません。

彼こそがサイコパス(キラー)の資質を兼ね備えていたのですね。

それも自分の手を汚すことは避けるタイプです。

(役所は最後まで勤務を続けていますので、役所が妻やうじきを殺したということはないはずです。うじきは自殺でしょう)

 

さて、セリフが与えられていませんので

見逃しがちなのですが

看護師(婦)さんが

実はかなり大きなウェイトを占めているのではないかと。

 

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奥さんの病院入院シーン

(役所の幻想と思われますが)

看護婦さん、一人後から付いてきますね。

この後、優しく奥さんの肩を抱いて

病棟内に連れていきます。

 

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後に奥さんが死体となって、台車のようなもので

病院内の廊下を運ばれていくショッキングなカットが

一瞬写り込みますが、それを振り返って見ている看護婦さんのアップ。

 

同一人物ですよね。

まったく驚いていません。

おそらく役所の妻は病院内で亡くなったのでしょうが

この看護婦さんの手によるのではないでしょうか?

(奥さんが自死を選んだ、あるいは病院を訪問した役所が殺したという線より可能性が高いのでは?)

 

また別の看護婦さんが、何度か画面に登場します。

 

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うじきが廃院を訪れた時に挿入されているカット

(ですので、現実世界ではないですね)

 

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間宮が、収容されている病棟を抜け出すシーンにも登場します。

 

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先ほどの看護部さんとまったく同じ構図で

アップになります。

 

意味なくこのようなショットを挟み込むことは

あり得ないので、

実に ”意味深” な場面ではないかと。

 

タイトルの CURE の意味合いは

医学的な治癒、治療を指すかと思うのですが

そうであれば看護婦さんというのは、医師と同じく

まさにその実践者に成り得ますよね。

 

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というのもラストのファミレスシーン。

ウェイトレスに駆け寄ってなにかを囁く

マネージャーらしき女性。

 

この人、看護婦さんじゃありません?

(上にあげた二人のうちの後のほう。耳の形とか背格好がよく似ているような)

 

このあとウェイトレスは恐ろしい行動に出るわけですが

それはテーブルに座っていた役所がそうさせた

(間宮から受け継いだ超能力で)

と取るのが一般的な解釈かもしれませんが、

この女性がそうさせた、とも考えられるのではないかと。

 

つまり役所以外にも、救済者(伝道師)は居るのだと。

 

間宮は以前、医学生でした。

役所は刑事、

いずれも病気や怪我、犯罪から人々を ”CURE” する職業です。

そのラインアップに加わるのが看護婦(元?だとしても)というのは

自然かなと。

 

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しかし、この映画は手強いんですよね。

というのも、このシーンが現実のものかどうかが

怪しいので。

 

やっかいな奥さんも気の合わない部下も居なくなって

スッキリした役所。(実際、前に来た時よりずっと快活、食事も完食)

これから俺が、スーパーMCだ、抑圧されている人の心を解放してやるぜ!

であれば、一応ケリがつくわけですが

 

ウェイトレスが包丁を手に取る場所

これ、レジの近くで

お客さんも自由に行き来するエリアです。

 

そんなところに包丁(小型のナイフとかではない)

置いてありますかね?

あらかじめ隠していたというのも変でしょう。

 

であれば、このラストの場面が役所の想像、願望である

可能性もありますよね。

 

つまり役所は途中で自由を失っている

(奥さんや部下、あるいはうじきを殺したことで)

~既に逮捕済み、という解釈です。

(他の刑事との関係性もちょっと変なんですよね、車に同乗している場面とか)

 

いやはや、リンチの ”マルホランド・ドライブ” を

上回る「噛み応え」のある作品です。

 

他にも光や炎の点滅、水滴、各種ノイズが

全編上手く使用されているのですが

それらに触れていくと、もうキリが無いので

打ち止めにしましょう。

 

いやー、3回目でまた

何か分かるかも。

 

CURE      Trailer

www.youtube.com

 

まさに摩天楼、1世紀前のニューヨークロケに眼が奪われる ”喝采”

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同名の映画や、有名な歌謡曲もありますが

こちらは1929年製作のアメリカ映画。

(監督/ルーベン・マムーリアン

 

サイレントからトーキーに移行して

間もない時期の作品ですが

見どころ多しの冴えた逸品です。

 

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ストーリーは母(ヘレン・モーガン)と娘(ジョーン・ピアーズ)

の愛情を軸にしたバックステージもの。

 

登場人物の会話がスピーディーで、今観ても

違和感が少ないですね。

ジョーンと恋仲になる水兵役のヘンリー・ワズワースのシーンなど

とても100年近く前とは思えないほど、現代的なテンポです。

 

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なにより素晴らしいのがカメラ撮影で

様々な技法が駆使されていて、特に屋外ロケの場面が見もの。

 

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ジョーンとヘンリーは

ニューヨークの街のあちこちに出かけるのですが

高層のビルディングの立ち並ぶ風景は圧巻です。

この時代の日本人が見物に行ったならば

さぞかし「おったまげた」ことでしょう。

 

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地下鉄構内での撮影も行われていて、

母を助けるためにあえて嘘を言い、ヘンリーと別れるジョーン。

この後、手前の男性が

”次の電車がすぐ来るさ”

と声をかけるのですが、むむアドリブかな?

妙に印象に残るカットですね。

 

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悲嘆にくれるジョーンの手のひらには

別れ際にヘンリーがくれたガムが。

 

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ここでのクローズアップは

母親の最期の決断に繋がっています。

 

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母親の手にあるのは毒薬・・・

 

撮影機器などは現代とは比べるまでもないローテクだったわけで、

それでも既にここまでの表現技法にトライし、達成していたことに

唸るばかりですね。

 

監督&スタッフ、的確な演技のヘレン・モーガンとジョーン・ピアーズに

APPLAUSE~惜しみない喝采を!

 

Applause  "Subway Goodbye" Scene

www.youtube.com