バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

音楽

ジャズとストリングス

弦楽器の加わったジャズのアルバムって 結構多いんですよね。 持ち楽器にも依りますけれども ある程度のリリース枚数ある人だと 1枚2枚はその手の作品があったりしますね。 FLY WITH THE WIND McCOY TYNER www.youtube.com マッコイ・タイナーの ”フライ・…

オズの国への帰り道~エルトン・ジョンのファイナルツアー

"FAREWELL YELLOW BRICK ROAD THE FINAL TOUR" と題して、世界中のスタジアムでさよならコンサートを 開催中のエルトン・ジョン。 引退をほのめかす発言は 若い時からあったように記憶していますが 現在の年齢(76歳)を考えると 大規模なライブ活動は た…

夢見心地のラブソング "YES, I'M READY" のベストテイクは?

1965年に大ヒットした ”YES, I'M READY" という愛らしいナンバー。 歌っているのはバーバラ・メイソンという人ですが 当時まだ10代ですね。 "YES, I'M READY" BARBARA MASON www.youtube.com ちょっと驚くのは自作なんですね、オリジナル。 この人は7…

ミホにマリア、ドン&ジョージ~BIG BAND JAZZの魅力

国際的なスケールで大活躍の挾間美帆 今やジャズ界の新星ではなくて、トップリーダーの一人ですね。 MIHO HAZAMA m_unit BLUE NOTE TOKYO LIVE 2021 www.youtube.com マリア・シュナイダーはもうベテランの領域ですね。 いついかなる時も 高品質100%保証…

続々・WHO DO WE THINK WE ARE ?

草刈民代(女優) 森智香子(陸上選手) ローランド・オーバザル(ミュージシャン・英) 安富歩(経済学者) ティンティン/ミンミン(TV番組サンダーバードのキャラクター) 雪村いづみ(歌手) 筒井道隆(俳優) NOP(タイのバンド P.O.Pのボーカル) 廣…

続・裏声で歌へ、君がね

昨日は70年代がメインでしたが 今日は60年代を中心に。 この時代にもっとも人気があった 男性グループといえばモータウンの テンプテーションズ。 高音担当は勿論エディ・ケンドリックス。 ケンドリックスは70年代のソロ時代にも 佳作がありますね。 T…

裏声で歌へ、君がね

ソウルミュージックって 男性ボーカルの高音パート テナー&ファルセットが 大きな魅力のひとつなんですよね。 思いつくままにつらつらと 何人か、名前を挙げてみましょう。 SPIRIT Earth, Wind & Fire www.youtube.com アース、ウィンド&ファイヤーの フィ…

向こうにも仲間がいる R.I.P. 坂本龍一

最近、自分より少し上の世代 60代後半から70代の ミュージシャンや俳優の訃報に接することが多いような・・・ 教授~坂本龍一の演奏をよく耳にするようになったのは 1976年頃だったでしょうか。 Solid Slider (Instrumental) 山下達郎 www.youtube.c…

シェリー & SHELLY & SHERRY & SHERRIE

メガデスの2月の来日公演、 ゲストで登場したマーティ・フリードマン 最高にカッコ良かったですね~ Megadeth with Marty Friedman 27 FEB 2023 www.youtube.com ヘビメタ~デスメタル系は 好みのジャンルでは正直ないけれど マーティもデイブ・ムステイン…

取るに足らない諍いの敗走者として~"Hejira" by JONI MITCHELL

I'm traveling in some vehicleI'm sitting in some cafeA defector from the petty warsThat shell shock love away 車に乗って旅を続けています 路上のカフェに寄ったりもします 取るに足らない諍いで 心は粉々に打ち砕かれているというわけ 愛からの逃走…

これが ”粋” ってもんさ~スピナーズの素晴らしき日々

SOUL MUSIC のボーカルグループ 特に男性3~5人組というのは 無数といってもよいほどありますけども、 私的フェイバリットは THE IMPRESSIONS, THE FOUR TOPS なかでも THE SPINNERS がトップ・オブ・トップですかね。 GHETTO CHILD www.youtube.com 結成…

ボビー・コールドウェルの密やかな幕引き

ボビー・コールドウェルが 71歳で亡くなったと。 近年は闘病生活が続いていたようですね。 この人は本当に日本で愛されていましたね。 本国アメリカでは トップ40ヒットは一曲だけ。 アルバムもデビュー作以外には セールス良くなかったですし。 私は3…

名曲だけれども訳しにくい~”Temptation's 'Bout to Get Me”

カタカナだと ”テンプテイション・アバウト・トゥ・ゲット・ミー” 言いにくいですよねえ。 色々なアーティストが取り上げているんですが 大ヒットになった、ということはありません。 The Virgil Brothers www.youtube.com ライチャス・ブラザース に代表さ…

「あなた、4オクターブ? 私は5オクターブいけるけど」・・・驚異の女性シンガー2人

まあ、ソウルの歌い手というのは 大体みんな上手いんですけれど 今日の二人は声域がワイドなことで お墨付き。 Deniece Williams Free www.youtube.com いきなり既に 参りました~ の超絶歌声ですが デニース・ウィリアムスのデビュー曲(1976年)ですね…

ウェイン・ショーター 宇宙に帰還す

ウェイン・ショーターが亡くなったと。 近年はステージでも座って演奏していましたしね。 御歳から考えれば決して驚くようなことでもないのですけれど。 JAZZフィールドのなかで、 というよりも全ジャンルのミュージシャンで もっとも入れ込んで聴いていた一…

いいな、俺が全部やったんだ~天上天下唯我独尊、マイルス親分のクレジット独り占め

泣く子も黙る、泣かない子も泣きだすという ジャズの帝王 マイルス・デイヴィス 確かにその存在感は圧倒的なんですけども ”ソーサラー” (1967年) ”ネフェルティティ” (1968年) えーと、これらのアルバムでは親分 一曲も書いてませんよねえ。 と…

坂と坂道

唐突ですが、 日本の小説(映画化含む)や音楽って 「坂」とか「坂道」、「上り坂」「下り坂」 という言葉が使われてる作品が多くありません? 外国と比べると、いかにも目立つような気がするんですよ。 (調べたわけじゃないですけど) 小学生の頃、もう半…

さらば愛しきジャズメンよ

ハンク・モブレー(55歳没) マイルス・デイビスとの共演歴もある人ですが、ブルーノートレーベルに多数のリーダーアルバムを録音しています。”やってはいけない薬” の影響で、徐々に演奏から生気が失われていく感じですね。60年代後半には明らかにテン…

I DON'T GO SHOPPING

I don't go shopping for loveYou're something money can't buyI dream in colors and my dreams are only shades of youSo I'm never blueI don't go wishing on starsJust want to be where you areToo many times it felt so rightBut it was just the n…

KISSだらけの天使

Then He Kissed Me The Crystals www.youtube.com Kiss and Say Goodbye The Manhattans www.youtube.com Kiss On My List Hall & Oates www.youtube.com Sealed With a Kiss Brian Hyland www.youtube.com Tout, Tout, Pour Ma Cherie (シェリーに口づけ)…

TEARDROPS KEEP FALLIN' ON OUR HEAD~バカラック、天国へ

バート・バカラックが亡くなりましたね。 年齢から考えると 天寿を全うしたと言えそうです。 もうこの人は絶対ナンバーワン ポピュラーフィールドの作曲・編曲家としてのみならず 音楽史上でも最高峰の存在ですね。 膨大な作品群は いずれも洒脱で技巧的。 …

ラッセル車はロンロン進む~デビュー55年のスパークス

もはや驚愕の領域だよなあ~ いや、ロンとラッセル兄弟の スパークスのことですが。 もう二人とも70代半ばでしょう。 今年も日本公演決定と。 Amateur Hour Sparks www.youtube.com お兄さん(ロン)のキャラがあまりに強烈・・・ どう聴いてもイギリスの…

弾け~!弾くんだジョー・・・唯一無二のピアニスト、ジョー・オーバニー

ま、ちょっくら このプレイに耳を傾けて頂いて。 Au Privave www.youtube.com おっと! これはきてますね、目が覚めるとはまさにこのこと。 バド・パウエルの未発表演奏ではございません。 チャーリー・パーカーの名曲を これだけ(ゴリゴリと)弾きこなして…

デヴィッド・クロスビー逝く~俺の心の内は俺にしか分からないのさ

ジェフ・ベックにしろ 大物アーティストの訃報が続きますね。 デヴィッド・クロスビーといえば バーズ クロスビー、スティルス、ナッシュ&ヤング という二大スーパーグループに在籍していて 知名度は抜群。 ただバンドのなかの立ち位置というかポジションは…

ラフマニノフが盛り上げる恋愛映画の決定版 ”逢びき”

デヴィッド・リーンの1945年作品。 これはもう絶対的名作~恋愛、それもダブル不倫の物語であります。 優しい夫、育ち盛りの子供二人に恵まれた セリア・ジョンソン 何ひとつ不自由の無い毎日なのですが 外出先でトレヴァー・ハワードと出逢い、 二人は…

カントリーの名曲をソウルシンガーのカバーで聴くと~FUNNY HOW TIME SLIPS AWAY

"FUNNY HOW TIME SLIPS AWAY" カントリーの大御所、ウィリー・ネルソンの作品なんですが 実に多くのアーティストがカバーしているんですね。 かのエルビス・プレスリーもその一人。 www.youtube.com まあ、振られた男の恨み節 みたいな内容で 日本の演歌に通…

言葉遣いのセンスが光る高橋幸宏参加の名盤 ”レクヰエム・ザ・シティ”

高橋幸宏氏逝くの悲報が。 一般的にはYMOでの知名度が圧倒的だと思うのですが それ以前、今から半世紀近く前の1974年 日本の音楽史上最高峰と個人的に思っている BUZZの ”レクヰエム・ザ・シティ” というアルバムに 幸宏氏は全面的に参加しています。 TO…

あまりにテクニックがあり過ぎて方向性喪失~驚異の女性3人組 LABELLE

いまやSOUL界の大ディーバ、パティ・ラベル。 レコードデビューは1962年で サラ・ダッシュ、ノナ・ヘンドリックス、シンディ・バードソング からなる4人態勢でしばらく活動を続けます。 (シンディはスープリームスに加入するため67年に脱退) ALL OR…

ピチカートに聴くバブルのビフォーアフター

日本のポピュラー音楽マエストロ 小西康陽率いる ピチカート・ファイブのデビューが1985年。 (もう37年!も前のことなのか・・・) オードリィ・ヘプバーン・コンプレックス www.youtube.com この頃のボーカルは佐々木麻美子で 後の野宮真貴時代とは…

トム・ベルが逝ってしまった・・・

‘Sound of Philadelphia’ Producer Thom Bell Dies at 79 トム・ベルが亡くなりましたね。 この人自身がシンガーということでなく、 プロデューサー/アレンジャー/コンポーザーだったので 一般的な知名度は無いでしょうけれど ソウル音楽ファンならお馴染…