ケンメリですよ、1972年。
当時小学生だったんですが、かっこいい曲だ!
ビビッときたんですね。
レコード屋に行ってシングル盤を買ったんです。
歌っているのはBUZZという男性デュオなんですが
何回かコンサートに行きました。(ガキのくせにね)
後年、食事会などで色々とお話し出来る機会を持ちましたが
お二人とも素敵な方でしたよ。
1974年発表のこのアルバム は
バックアップ、永井充男のギターがもう最高。
当時としては超モダーンなサウンドでした。
有名なシュガーベイブの「SONGS」より前ですから。
なかでも赤い鳥の後藤悦二郎が作詞した「まちのうた」は
私的オールタイムのNO1ソングです。
「あなたが一番好きな日本の歌は?」
と聞かれたら、私はこの曲を挙げます。
初めて聴いてから
45年間、ずっとそうですね。
LPレコード全体の構成は
いわゆる”コンセプトアルバム”で
ある親しい人(家族)の喪失を紡いだ作品集になっています。
個人のこころの中にある悲しみが
TOKYOという街に暮らす全ての人への
鎮魂歌~レクイエムに昇華されていくという流れになっていて
オープニングからラストの曲まで
一気にその世界に惹き込まれてしまいます。