バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

書ける人ほど悪口を書かない

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お馴染み、映画評論家の大御所 淀川長治の自叙伝。

全編、映画への愛と想いに溢れています。

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こちらもその世界では高名な

双葉十三郎の著作、手軽な新書版です。

 

このお二人は何万本という数の映画を

生涯で観ているわけです。

もう、知らないことはないという。

 

だから意地悪い見方をしようとか、

細かいところをつついてやろう

と思えば、幾らでもできるわけです。

 

でもね、そういうことはしない。

出来の悪い作品だって何か良いところはあるはずだ。

伝えるなら、そういう部分に光を当てようという

姿勢が一貫しています。

 

だから信頼されるんですよね。

今は誰でも”総評論家”時代ですけど

このお二人の文章に

学ぶところは多いと思いますね。