もう、どうのこうの言う必要もない
諸星大二郎的世界。
なんでこういうストーリーを考えつくんだ、どうしてそれを描けるんだという。
アシスタントを置かず、取材に赴くこともほとんどない。
ご本人の頭の中のイマジネーションで
古代~現代~未来
時空を越えて、物語が展開していく。
かの手塚治虫が
「諸星さんの絵だけは描けない」
とコメントしていましたね。
同業の漫画家も諸星ファンの人は多いようです。
ご本人が「僕、絵に自信がないんです」と語っていたりするのが
また凄すぎますが。
アニメ化、ドラマ化されることがあまり無いので
一般的な知名度というのはあまり高くありませんけれども
これは”いじっちゃ”ダメな世界なんですよね。
どうにも手を加えられないわけで。
ただひたすらに頁をめくり、夢の世界に身を浸すだけです。