クレージー・キャッツのこの映画が封切られたのは
1962年(昭和37年)、ちょうど私が産まれた年です。
この後60年代通して、1年で数本という
今では考えられないハイペースで
ヒットが続いたわけですね。
だからリアルタイムで楽しんだわけではないのですが、
(その意味ではドリフターズやコント55号がそれにあたります)
後年、リバイバルブームが何度も起きて
個々のメンバーや映画の主題歌などに
スポットが当たり続けます。
ハチャメチャそうに見えて、ハイブロウというか品があるところが
他のコメディーグループや喜劇人と大きく違うところかと。
あと、元気度が違います。
超ハイテンション。
グループとしての活動が減ってからは
各メンバーの持ち味活かしてのソロワークが中心となりますが、
植木等が定年後の初老男性役を演じる
「祝辞」(1985年)という映画は
主演が”非っ常にキビシ~ッ!”の財津一郎、
脇に前田武彦が居て、芸達者達の演技合戦が楽しめます。