「あなたはがんです。残念ながら手遅れです。もって来年まででしょう」
と、医者が告知されたら
しかも専門の領域である現役の外科医だったら・・・
一般の患者のような甘い期待、見通しというものは
存在しないわけです。
プロ中のプロのわけですから。
あくまで手術、放射線治療といった闘いを続ける人もいれば
治療は最低限、食べたいものを食べるといった
選択をする人もいます。
「がんと闘った科学者の記録」は医者ではなく
ノーベル賞も間近と言われた世界的科学者の手記です。
「医者は”がんが小さくなってます”というだけ。ではどれだけ小さくなっているのか?具体的な数値の説明が一切無い。科学の世界では考えられない。いい商売ですね」
といった面白い記述もあります。
死を迎えるにあたって、今までの人生や宗教、死後の世界に至るまでの
捉え方が三人三様で、
何度も読み返してしまいます。