依存症、と名のつく症状でもポピュラー(という言い方も変ですが)なのが
有名人でも多くの人がカミングアウトしていますね。
この問題を早くから映画化していたのがビリー・ワイルダー監督の
「失われた週末」(1945年)
主人公は周囲の必死の説得に関わらず、酒を飲み続け
遂には幻覚に襲われるようになります。
タイに数年間滞在していたこともある
故鴨志田 穣(漫画家 西原理恵子の前夫)の著作にも
ご自身のアルコールへの耽溺ぶりが書かれており、
奥さんからみたこの病気の恐ろしさは、漫画や
映画でもよく知られています。
さて、私は”音楽・本・映画依存症”だと自認しているのですが
(しかも依存歴が長い、およそ半世紀)
この場合、幻覚や幻影を見ることがあるのか?
小さな虫が身体じゅうを這いまわったり、ピンクの象や小人の
行進を目撃することはありません。
でも、なにかしらメロディーが頭の中で鳴り響いていたり
映画の一場面、あるいは書籍を読んでイメージした映像が
脳内スクリーンに頻繁に登場してきますので
やはり立派な患者のような気がします。