女性ボーカルで「歌の上手い人は?」と聞かれたら
私はこの人、真っ先に思い出します。
声もいい、声量もある、曲作りもする
という完璧ぶり。
しかし、結果
どんなジャンルの曲でも唄えるために
かえってレコード会社としては売りにくくなるという
皮肉な結果に。
聴く側も「ロック?ソウル?それともジャズの人?」となってしまう。
昔は音楽、カテゴライズされてましたから。
これだけの才能に恵まれていたのだから
それこそアメリカを代表するシンガーにでもなれたはずですが、
家庭の事情もあって作品発表が途絶えがちでした。
活動初期の70年代、特に2枚目の「セカンド・チャイルドフッド」という
アルバムはボーカルアルバムのマスターピースでしょう。
愛聴盤です。
R.I.P. PHOEBE SNOW(1950-2011)