バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

どこまでも読む 果てしなく読む

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長年多分野での評論を精力的に続けてきた立花隆

読書遍歴、そのスタイルを知ると

その知識欲&吸収力の貪欲さに圧倒されます。

 

調べる、読み込む、類書を徹底的にあたる。

確か氏のお宅(仕事場)はさながら小図書館のようになっていたはずです。

 

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こちらは大変な読書家で知られた俳優 児玉清の著作。

惜しくも2011年に亡くなられましたね。

 

ミステリーものがお好きで、一刻も早く読みたいために

英語の原作を買い込むというマニアぶり。

もともと語学が堪能ということもあったのでしょうが

海外旅行の際、鞄の中に本だけが入っていた、という伝説もあるようです。

 

物事の本質に迫るための読書。

小説世界で展開されるシーンを堪能するための読書。

色々なスタイルの本との接し方がありますが、

書籍という存在には

一度入り込むとなかなか逃げられない、魔物が潜んでいるのは

間違いないようです。

 

話はずれますが

児玉 清は田宮版「白い巨塔」(テレビ版)にも

主要人物として出演していましたね。

 

www.youtube.com

 

こちらは「江戸紫の女」というテレビドラマで

演出が白い巨塔と同じ人物で、翌年(1979年)の放送。

曾我廼家明蝶も出ていますので

料亭のシーンなど非常に似通ったムードがありますね。

 

児玉清はここでは ”ソフトな財前五郎” になっています。

しかし今見ると

山田五十鈴山本陽子のツーショットというのは

豪華であります。