あまりにも有名な作家 松本清張
テレビや映画の原作にもよくなりますよね。
引っ越しの際に本、ほとんど処分しちゃいますから
もう同じもの、何度も買ってますね。
忘れちゃうんですね、前読んだかどうか。
まずタイトル付けが上手いですよね。
「時間の習俗」とか「点と線」とか。
いわゆる本格モノ~アリバイ崩し的な作品より
小市民がなにげないきっかけで事件に巻き込まれる、
平和だった家庭に亀裂が入っていくといった傾向の
短編が好みです。
映画化作品では大作「砂の器」(1974年版)
がもっとも有名かと思うんですが
「内海の輪」という1971年の作品も割と好きですね。
二人は不倫関係にあるんですが、鬱陶しくなった男は
お忍び旅行のあいだに女を殺そうと決意するわけです。
原作から受けるイメージとちょっと違いますが
いかにも70年代初期といった観光地(温泉、ホテル)のロケシーンが
効果的です。
機会がありましたら
本編を是非、ご覧下さいませ。