自伝に目を通すと、”超絶完璧主義者”だった
生前の姿が目に浮かんできます。
作品作りだけでなく、プライベートの対人関係においても
それは発揮されたようで、
過去の細部の1シーン1シーンまで克明に
頭のなかにインプットされているようです。
確かにそうでなければ、ある種偏執狂とでもいうべき
一連の作品は生まれるべくもなかったのでしょう。
個人的に好きなのは「殺人狂時代」(1947年)
あまり話題にのぼる作品ではないようですが、
これはもう”完璧を越えてしまった”映画ですね。
若い時のように極端に体を使うわけではないのですが
逆に細かい部分、指先からつま先まで神経の行き届いた
至芸が全編堪能できます。
ここまでのレベルになってしまうと
もう、後進の人はやること無いんですよね、
絶対に超えられないから。
それはそれで問題なわけですが・・・
それはそうと
出演場面は少ないですが、マリリン・ナッシュという女優さん
いいですね~