バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

いわゆる”ガロ”系の孤高の扉  ねこぢる&山田花子

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漫画好きの方なら

ガロという雑誌、覚えていることでしょう。

 

1960年代からメジャーの対極にある漫画家の作品群が

続々と発表されました。

よく知られているところですと

蛭子能収つげ義春永島慎二花輪和一

などが思い浮かびますね。

 

ねこぢる~は90年代の登場ですけれど

(一見)可愛らしいキャラクターのせいか

一般的にも人気が出ました。

中身は超ダークですけどね、特に初期の作品は・・・

 

「自殺されちゃった僕」は

ねこぢると親しかった数少ない人物(編集者)の著作で

知られざる生前の姿が描かれています。

 

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こちらは同じく女性の山田花子の作品集。

ねこぢるは31歳、山田花子は24歳で亡くなりました。

 

作風は全然違いますけど、共通したイメージを抱きますね。

 

草丈の低い草原のなかで風がビュービュー吹いてるんですけど

一人で立っているんです。

 

寒くもないし、寂しくもない。

例え花が

周りに一輪たりとも咲いていなくてもね。

 

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