バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

漫画と劇画は血と汗と涙のかたまりだ

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漫画だと、一生懸命に調べて絵に描いても十分の一も生かすことが出来なくて

すごく無駄なことをやっている気がする。

杉浦日向子杉浦日向子の食・道・楽」より

 

こちとら、同じこと三回描いてるんですよ。下描きして、ペン入れして、色も塗ってさ。小説家なんて、一回タタッて打てばいいだけじないですか。しかもパソコンでさ!

西原理恵子「実録!アルコール白書」より

 

漫画やアニメを描く、ということは確かに超重労働でしょうね。

ごまかしというか、活字みたいに

「ここは書かないでおこう」

てなわけにはいきませんから。

 

小説家に比べて、早く亡くなる方が確かに多いような気もします。

 

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こちらはかの手塚治虫のアシスタントや実務スタッフに

丹念に取材を重ねた力作。

 

寝ない、もう全く睡眠の時間が取れないわけです。

担当の各出版社の社員も必然的に泊まり込み

アシスタントも必死に頑張るんですが、ついウトウトしてしまう。

 

ふと目を開けると、手塚だけが黙々と何十時間も机に向かっている・・・

 

漫画や劇画って

読む側はつい”流して”ページをめくっちゃいますよね。

 

じっくり、ゆっくり、何度も読み返してみる

これが私たち読み手に出来る

最高の拍手だと思うんですね。

 

さて今夜はどの作品に

拍手を贈ることにしようかな・・・

 

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