外国小説も短編が面白い～ということで
幾つかの作品を。
”モニュメント” アーウィン・ショー
「ニューヨークは闇につつまれて」（新潮文庫）に収録
１９３０年代の世界的不況の真っただ中、
ニューヨークの老舗バーのバーテンダーは経営者から命令されます。
「仕入れの酒の質を落とすように」
誇り高いバーテンダーは断固拒否を貫くのですが・・・
”愛情深い妻” ブライアン・フリーマントル
邪魔になった妻を殺害した男、愛人との新生活を始めますが
どこにでも妻の幽霊がついてきます。
愛人とベッドをともにしようとする時も
”私の時とどう違うのか、確かめたいのよ”・・・
”高速道路の殺人鬼” ジェフリー・アーチャー
「一二枚のだまし絵」（新潮文庫）に収録
夕刻に知人宅に車ででかけた女性主人公、途中から
執拗に追跡してくる車が現れます。
一体誰？その相手の正体とは・・・
”ポプシー” スティーヴン・キング
「ナイト・ソウルズ」（新潮文庫）に収録
ショッピングモールで子供の誘拐に成功した犯人、
ところがその子供は”人間の子供”ではなかったのです・・・
「クリスマス・プレゼント」（文春文庫）に収録
金欲しさに高価なバイオリンを盗んでしまった青年、
彼の演奏に惚れ込んだ音楽好きの警官が仕組んだ一幕とは・・・
ということで、今宵のバンコクも
深々と更けていくでありました。
というか、もう夜明けですけどね
