少し前に一人、静かに飲んでいたんですね。
以前も書いたことのある”超多国籍一杯居酒屋”で。
そうしたら多分、アメリカ人とイギリス人だと思うんですが
男性客2人、意気投合して音楽の話をしだしたんです。
まあ、別にそれはそれでどうでも良いのですが。
そこへいつもの流しのお兄ちゃんがギターを抱えて登場。
するとこの白人2人組は
「ちょっとお前のギターを貸してくれ」と奪うように。
で、何か弾きだすんならいいですよ、1、2曲。
そうでなくて延々とチューニングらしきことをしてるだけ。
お兄さんはしょうがないので、ただひたすら横で立っているのみ。
二人で相変わらずペチャクチャ話してるだけなんです。
おい!そのギターは兄ちゃんの商売道具なんだぞ。
どうしても歌いたいなら、弾きたいなら
さっさとやって早く返せよ。
結局かなりの時間が経ってから、ギターをやっと戻しました。
でチップだと言って 20バーツ札!(最小紙幣)を渡しただけ。
そりゃーないだろう、それは。
大体、やや昔のロックの話をして盛り上がってるんですが
あんたら、違うよ、間違ってるよさっきから。
N・ヤング、B・ディラン・・・
その曲はそのアルバムには入ってないよ。
あの曲のプロデューサーはあの人なんだよ。
ドリンクも1杯(100バーツ)だけでいつまでも
粘ってるんじゃないよ、まったく・・・
プンスカ、ブースカの気分で夜はまたまた更けていきました。