バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

SF小説もやはり短編が読みやすい~国内外の4篇

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SF(サイエンスフィクション)ジャンルの小説は

好き嫌いが分かれますね。

読まない人は全く読まないし

ファンのあいだでも、それぞれの好みがかなり細分化されているような。

 

私はコアなファンでも全然なく、知識も無いのですが

最近読んだもので、印象に残ったものを挙げてみると

 

「闘技場」フレドリック・ブラウン

(「地球の静止する日」角川文庫に収録」

 

ある日目覚めると主人公は隔離されたアリーナに全裸で横たわっていました。

透明なバリアの向こうには見るもおぞましいエイリアンが一匹。

地球の命運をかけての闘いが今、始まろうとしているのです・・・

 

「この卑しい地上に」P.K.ディック

(「構造記憶」新潮文庫に収録)

 

愛しいシルヴィアを”ヤツら”は別の世界に連れていってしまった。

彼女はまだ19歳、早すぎる。

たった一人の俺の恋人を、どうか返して欲しい・・・

シルヴィアはこの世界に帰ってきました、変わらぬ姿で。

しかし一人、ではなかったのです。

 

「クレイジーハニー」平山夢明

(「他人事」集英社文庫に収録)

 

囚人のみが暮らす地球をはるか離れた辺境の星で、

”慰み用のアンドロイド”が制御不能に。人間たちの殺戮を始めます。

最後に残された主人公は生き残ることが出来るのでしょうか・・・

 

「くさびらの道」上田早夕里

(「魚船・獣船」光文社文庫に収録)

 

近未来の日本、”オーリ症”と名付けられた奇病が発生し

罹患した人間は奇妙な形態に変質していきます。

実家のある地区が汚染されてしまった主人公は

妹の恋人とともに、防護服を着用して向かうのですが

現場で遭遇したものは・・・

 

 

またまた夜が更けていきそうです。

窓の外からエイリアンが覗いていないでしょうね、

タイは暑いね、とか言いながら

緑色の汗をかいて・・・

 

それとも美しい女性宇宙飛行士かな?

宇宙服を脱いでいくのは

やはりタイが暑いから、でしょうか・・・

 

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