90年代に絶大な人気を誇った
ピチカート・ファイブ。
日本国内だけでなく、海外でもツアーを行い
評価も高かったようです。
私が聴き始めたのは、解散間近になってからでした。
「お洒落な人がお洒落な格好をして、お洒落な場所で
カクテルなんぞ傾けながら、踊りあかすための音楽なんだ」
というイメージが先行してしまって
自分が一人で部屋で聴く際の、チョイスにならなかったのです。
ところがひょんなことから楽曲をじっくり聴いてみると
良いではありませんか!
そこから後追いで、彼らの作品を辿り始めたのです。
1985年、最初期の映像から。
こちらが1987年に発表されたデビューアルバム。
ソフトロック的な感触もありますね。
「眠そうな二人」という曲で
アルバムのなかでも好きなナンバーです。
ピチカートは同じ曲でもアレンジを大幅に
変えて、発表することがよくありますが
この最初期バージョン、いいですねえ。
この後、リードボーカルが男性に交代します。
サウンドが力強くなって、アップテンポの曲のノリが
良くなってますね。
あと、伊集加代子の参加が効果大。
アルバムラストの「神の御業」、好曲です。
ただこの頃までは試行錯誤期というか
方向性が今ひとつ定まっていないような
印象もありますね。
(明日へ続く)