バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

芥川龍之介様、蜘蛛の糸は必ず切れるのでしょうか?

f:id:bkkmind:20190604113315j:plain

 

蜘蛛の糸」といえば

誰でも知っている芥川龍之介の短編ですね。

 

哀れ、カンダタは地獄の底へ再び真っ逆さま・・・

ということなのですが

二つの”別バージョン”をご紹介しましょう。

 

漫画家、諸星大二郎の小説

蜘蛛の糸は必ず切れる」

 

こちらでは同じく糸は途中で切れてしまいます。

しかし、それで諦めない

NEVER GIVE UPの”ストロンガー カンダタ

の奮闘ぶりが描かれていて、面白いですよ。

 

f:id:bkkmind:20190604113924j:plain

 

もう一編は小松左京の「蜘蛛の糸

 

僅か4頁の作品ですが、このバージョンでは

「糸が切れない」、のですね。

そして、更に爆笑のオチがついています。

 

芥川も天国で

「うーん、結末もうちょいひねってもよかったかな」

などと呟いているかもしれません。