「蜘蛛の糸」といえば
誰でも知っている芥川龍之介の短編ですね。
哀れ、カンダタは地獄の底へ再び真っ逆さま・・・
ということなのですが
二つの”別バージョン”をご紹介しましょう。
漫画家、諸星大二郎の小説
「蜘蛛の糸は必ず切れる」
こちらでは同じく糸は途中で切れてしまいます。
しかし、それで諦めない
NEVER GIVE UPの”ストロンガー カンダタ”
の奮闘ぶりが描かれていて、面白いですよ。
僅か4頁の作品ですが、このバージョンでは
「糸が切れない」、のですね。
そして、更に爆笑のオチがついています。
芥川も天国で
「うーん、結末もうちょいひねってもよかったかな」
などと呟いているかもしれません。