バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

医者であり軍人でもあり~軍医の抱える苦悩

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歴史上の国内外の戦争、

特に太平洋戦争に関する書籍は多数、出版されていますね。

 

私の父親は従軍経験は無く、

祖父は私が産まれる一週間前に亡くなったとのことで

家族から直接(戦場での)

戦争体験を聞いたことはありません。

 

残された記録から学べる最大の教訓は

「何がなんでも起こさないこと、始めないこと」

だと思います。

一旦、大きなうねりが起きてしまってからでは

もう止めようが無いし、流れのなかで身動きが取れなくなってしまいます。

そして何より 

失われた命は二度と戻ってこないわけですから。

 

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上掲の2冊は、戦地に赴いた

軍医たちの物語です。

 

医者の使命はなんとしても生かすこと、命を絶やさないこと

一方、軍人としての在り方は殺される前に殺すこと

です。

 

満足な医療設備や医薬品が無い状況で、彼らの煩悶は極限に達していきます。

正しい判断、行動とは如何にあるべきなのか・・

 

心して向かい合うべき書物ですね。