1980年代中頃から立て続けに発表された
ウェインの三部作。
これがまた実に評判が悪い、評価が低い。
音楽専門誌でもほぼ、ボロカスに扱われていたと記憶してます。
確かに、シンセとか打ち込み多用で
「これほど名声が確立しているミュージシャンが時流に色目など使って・・・」
と受け取られた面があったんです。
でも良く聴けば、単なるフュージョン系の音楽とは
全く違うレベルであることが分かるんですけどね。
曲の構成が相変わらず独特&複雑ですねえ。
様々な音楽スタイルを追求してきたショーターですが
2000年代に入ると、ピアノ、ベース、ドラムスのメンバーを固定して
ベーシックなフォーマットに回帰します。
しかしそこはショーター、
懐かしの名曲をただムーディーに、なんてことは全く無く
プレイがよりプログレッシブに展開していくのですね。
ここが他のミュージシャンと一線を画しているところです。
もう夢幻の境地。
このメンツでの日本でのライブにも行きましたが
彼の周りだけ漂う空気が違ってましたね。
今年で87歳を迎えるウェインですが、
どうぞ、いつまでもお元気で・・・
貴方の音楽で、それこそ人生が変わった人も居るのですよ。