フィル・スペクターは自身のレーベルでの録音以外にも
幾つかプロデュース作品がありますが、
もっとも成功した例のひとつがジョージ・ハリソンの
オール・シングス・マスト・パス
でしょうね。
ジョージの楽曲も選りすぐりだし、
フィルとの相性も(少なくともレコーディングの時は)
バッチリですね。
このアルバムタイトル曲も雄大なストリングス&ホーンが
曲の魅力を引き立ててます。
もっともジョージの後年のコメントでは
”その時代のサウンドではあったんだけれど、ちょいとやり過ぎかな”
みたいなニュアンスですね。
ジョン・レノンとのレコーディングでは
実に険悪なムードのスタジオ映像が残されていますが
あまり気持ちのよいものではありませんね・・・
その後のフィルの人生は悲劇的なものになっていきますが
やはり60年代のフィレス・レーベルで
良き作詞&作曲家、プレイヤー
スタッフ達に囲まれていた日々が最良だったように思えます。
結局は、これ
これに尽きるのですよね。