もう30数年前の話ですが・・・
フィリピンはマリンドゥーケという島に行って。
あまりメジャーなところではないですね。
乗り合いフェリーで行ったので、身体も疲れていました。
観光地ではないので、なかなか宿が見つかりません。
で、通りすがりの女性に尋ねたら
”ああ、私が連れていってあげますよ”と。
いやあ、親切な人で助かったと
一緒に歩きだしたら
やけに身体を密着させてくるんです。
でふと間近で見たら
女性、ではなかったんですね・・・
もう夕暮れ時で周りに人影もない。
なんとなく恐怖心が芽生えてきまして
”あ、あのー、自分でどこか探してみます”
と速足、逃げ腰モードに。
そうすると、その人
追っかけてくるんですよ。
I can take care of you
とか叫びながら。
で、顔は満面の笑顔。
もうね、必死に逃げました。
正直、ホントに怖かったから。
しばらくその人、追っかけ続けてきましたよ。
走力、半端ないんです。
笑顔のまま、手を前の方に’突き出して。
何とか逃げきったとき、ホント
ホッとしましたね。
ちょっと今でもトラウマですね。
そのシーン、まだ覚えてるわけだから。
全く土地勘も無い場所だったし、
その晩はどこに泊まったんだろう。
そこは記憶が欠落してるんですよ、
海岸で野宿したのかな、焚火でもして・・・
こういうアイランドステイだったら
良かったんですけどねえ。