1980年代中頃には長く心身の不調が続いた
ブライアンの体調がかなり回復、
また映画のサントラに使用された楽曲がシングルチャート
ナンバー1となる朗報もあったのですが、
ブライアンの実弟
デニスとカールが亡くなるという悲劇が続きます。
以降残されたメンバーは各自でプロジェクトを展開、
ビーチボーイズとしての活動はほぼ休止状態に。
そんななか2012年に突如ブライアンを含む
メンバーが再集結、新曲で構成されたフルアルバムを発表します。
よもやあり得ないであろうと思われた
このリユニオンは好意的に受け取られ、
全米アルバムチャートで3位を記録。
日本を含めたワールドツアーも敢行します。
多数のサポートメンバーにバックアップされ
リードボーカルも若手に任す場面が増えていますが
こうやって現メンバーが一堂に会しているというだけでも
ファンには嬉しい贈り物ですね。
さてこのアルバムのなかに1曲
とてつもない名曲が収められています。
アル・ジャーディーンとブライアンがボーカルを分け合う
まさに全盛期を思わせる作品ですが
曲の仕上がりが極端に良いのですね。
またメンバーが集まっての新作も期待したいですが
たとえそれが叶わなくとも
スワンソングとしての価値がある
渾身の一曲だと、私は思っています。