イギリス生まれのミュージシャンですが
2003年に54歳の若さで亡くなっています。
私はかなり好みで、70年代~80年代
よく聴いていました。
しかしこの人は、評価されにくいタイプの人ですね。
というのもあまりに多くのスタイルの音楽をやってきたので。
最初はロックバンドを組んでいて
既に渋め、通好み路線ですが
70年代中頃からソロアルバムを次々と発表
R&B、レゲエ色が強かったですね。
これは78年のヒット曲で、好きでしたねえ当時。
でその後、アルバム毎にニューウェーブ、テクノ、パンクなどの
影響が強くなっていって、ちょっとイメージが掴みにくくなった時期も
あったような気がします。
作品自体は意欲的な内容で、時代の先を行っていたとも言えますが。
その後80年代に入ってからはMTVの波にうまく乗っかって
特大ヒット連発。
この頃、レンタルレコードショップでバイトしていたんですが
店でかけまくっていましたね~。
その後はややご隠居仕事というか
オーケストラをバックにスタンダードナンバーを気持ちよさそうに
唄っていました。
ロックの歴史、なんていう観点からすると
こういうタイプのアーティストにはなかなかスポットが
あたらなかったりしますけれど、味のある
R&Bフィーリングに溢れた
素晴らしいシンガーだったと思うのであります。