自分より若い世代の人たちと話していると
(まあ、ほぼ皆年下なんですが)
”物を持っていない人”、多いんですよね。
例えば、本とかCDの類
持っていないどころか読まない、聞かない
ということも珍しくない。
逆に、「はあ~、よくこんなに集めましたねえ、
邪魔じゃありません?スペースやたらに取るし。
必要な時に見たり、聞ければいいんじゃないすか?」
的に返されたりします。
うーん、なんというか
例えばペット好きな方、多いでしょう。
猫とか犬とか。
ふと傍に居てくれる、それだけで癒されるというか
落ち着くんじゃないですかね、気持ちが。
それとね、多分同じ感覚なんですよね。
身近に置いてあって、それが当たり前、それが普通。
もう自分の皮膚感覚に馴染んじゃってるわけです。
触れてもね、ニャーンとか勿論言いませんよ。
頬を摺り寄せてくるとかね。
でも、本の頁を手でめくる、音楽ディスクの
ジャケットやライナーに触るというのは
同じような喜びがあるんですよ。
眠っている犬や猫、見てるだけで
幸せな気持ちになるんじゃないかなあ、飼い主さんは。
私も、本の背表紙とか眺めてるだけでハッピーなんです。
もうそうやって半世紀以上、過ごしてきてるわけですから・・・
人生(なんて大袈裟ですが)
の伴侶、
と言えるかなと。