国際的にも知名度の高い
ペンエーグ・ラッタナルアーン監督の
2000年作品。
当時のアジア経済通貨危機
~トムヤンクン・クライシスが背景になっていますね。
勤め先の銀行を”くじ引き”で
いきなり解雇された主人公
自暴自棄になって
スーパーで万引き
その後、自殺未遂まで追い込まれます。
アパートの表札、部屋番号が
6から9に入れ替わってしまったことで
ストーリーは急展開
思わぬ大金が届けられるわ、
部屋で人が死んでしまうわ、
どこまでも”巻き込まれ”ていってしまう
様子が快調に描かれています。
洋画好きの人でも充分に楽しめる内容ですし、
随所にタイらしい場面や
やり取りも登場してきます。
(タイ好きな方だと、笑えますよ)
オチもちゃんとついていますし、
エンディングでぐちゃぐちゃ
あるいは尻すぼみになってしまうということもない
完成度の高い作品です。
ぜひ、本編をじっくりご覧ください!