バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

”フェイドアウト”は音楽ジャンルだけに許された逃げの一手?

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ロックやソウル、聴いていて

曲の終わり

段々音が小さくなって終わっていく。

いわゆる fade out のパターン

よくありますよね。

別に普通は気にすることもありませんが。

 

でもこれ、ちょっと考えると変なんですよね。

文学、映画、舞台とかでそんなのあります?

徐々に字がぼけていくとか画面が消えていくとか。

 

ちゃんと始まりがあるように、終わりについても

考えられてるのが普通というか、当たり前なんですよね。

 

ところが音楽(ポピュラーミュージック全般)だと

大手を振ってまかり通っているという。

ロックの名曲、名盤と言われてる作品にも相当多いですよ。

レコードコレクターとして著名な中野D児氏は

以前からその点、批評してますね。

”フェイドしてしまうということは作品として未完成なんだ”

と。

 

確かにね、気にしだすと気持ち悪いというか

スッキリ聴けなくなったりしますね。

逆にエンディングがバシッと決まってる曲が多い

アルバム聴くと、ひときわ印象が良くなったりします。

 

お好きなアルバムが手許にあったら

フェイドアウト率とか数えてみると面白いかも。

アーティスト別に見ても、フェイドアウト曲が際立って多い

ミュージシャンとか居ますし。

 

あまりに有名過ぎますが

その意味ではサイモン&ガーファンクル

”明日に架ける橋”は

カッチリ仕上がってる完成度の高いナンバーの

見本ですね。

 

www.youtube.com

 

そういえば他の有名曲

サウンド・オブ・サイレンス”

”スカボロー・フェア”

”ザ・ボクサー”

とかもキッチリ、けりをつけて終えてますね。

 

ポール・サイモンはこういうところ

拘りそうですもんね。

 

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