観てない人は居ないんじゃないかという
超有名作品。(1969年)
観返すと、かなり性的(&それに関わるバイオレンス)
なシーンが多いことに改めて気づきますね。
家族揃って楽しめる、映画ではないですよね。
もうダスティン・ホフマンの演技が圧倒的。
それに尽きます。
徐々に身体が衰弱していく設定ですけど
体の動かし方、セリフ、表情など
異常なほど研究されていて、そのパフォーマンスに唸るしか
ないですね。
ずっと以前、大変な映画通の知り合いと
どちらが演技が上手いか?」
という話になったことがあります。
まあ比較すること自体が変で
あくまで楽しいおしゃべり、ということなんですが
この映画のような役はホフマン、
本当にピカイチだと思いますね。
あと、この作品は主題歌の
「うわさの男~Everybody's Talkin'」が大ヒットしたことで知られてますね。
冒頭場面で長く流れますので
とても印象的です。
で、当初
作者のニルソンが提出したのは別の曲なんですが
私は、その曲好きなんですよね。
歌詞もこれからニューヨークに向かうという
映画のオープニングにぴったり重なっていますし。
「うわさの男」も良い曲ですけど
歌詞やアレンジからすると
田舎→都会
ではなくて
都会→田舎
のイメージです。
だから映画では終盤のシーンのほうが
合うように思いますが
そうすると曲調がちょっと明るすぎたのかな?
ま、とにかく良い映画、良い音楽であります。