1964年の東宝制作、
かなり力の入った作品で
うーん、しかし
ミュージカル=唄って踊る、の両立という点からみると
やはりアステアやジーン・ケリー、ジュディ・ガーランドの
作品のようには
なかなか、いかないような。
フランキーは素晴らしいテクニックの人ですから
もっともっと踊れる人のはず。
この頃は身体のキレもありますし。
それが今ひとつ生かされてないような気がしますね。
植木等がチラリと登場します。
ノンクレジットですけれど。
君も出世ができる 予告編
挿入曲で素晴らしいのは
なんといっても ”アメリカでは”
というナンバーで、これは必見、必聴。
後年、雪村いづみ自身の歌唱で
ピチカート・ファイブがリメイクしていましたね。
フランキー堺についてスポットが当たることは
今現在、
極めて少ないような気がします。
でも欧米のミュージカルスターと比しても
まったく引けを取らない才能と実力があった人ですよね。
書籍&DVDで、この人の足跡を辿れるような
網羅的アーカイブがあってしかるべきだと、
強く思うのですが・・・・
(川島雄三監督の「貸間あり」 フランキー絶好調!)
ミュージシャンとしても超一流の腕前。
ベースを弾いてるのは高島忠夫ですね。
(「青春ジャズ娘」1953年)