こちらは「酒とつまみ」という雑誌の編集をしていた方の
単行本。
内容はズバリ、飲んで飲んで飲み続ける日常を
淡々と書き綴ったもの。
量的にも頻度的にも
”身体、大丈夫ですか?”
のレベルです。
しかしご本人のお人柄か、
訪れる様々な店のマスター、大将
常連さんへの敬意と愛情に満ちた文章が
ほっこり、穏やかな気持ちにさせてくれます。
気取らない、かっこつけない
これみよがしな蘊蓄を垂れ流さない
回りくどい修飾をやたらにベタベタくっつけない
業界の符丁を連発しない
カタカナ英語は極力避ける
とてもとても読み易い。
これが”名文”だと、私は思います。
著書がこちら。
氏には他にも味わい深い好著が多数。
実に博識の人であります。
うーん、頁をめくるのが
段々と億劫になってきました。
酒のつまみに活字というのは
果たして、相性がいいのでしょうか?
飲み過ぎ&読み過ぎの結末は
頭と身体のダブル二日酔いになりそうです・・・