バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

ヘロヘロだけどニコニコ~優しい酒呑みの本

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こちらは「酒とつまみ」という雑誌の編集をしていた方の

単行本。

 

内容はズバリ、飲んで飲んで飲み続ける日常を

淡々と書き綴ったもの。

量的にも頻度的にも

”身体、大丈夫ですか?”

のレベルです。

 

しかしご本人のお人柄か、

訪れる様々な店のマスター、大将

常連さんへの敬意と愛情に満ちた文章が

ほっこり、穏やかな気持ちにさせてくれます。

 

気取らない、かっこつけない

これみよがしな蘊蓄を垂れ流さない

回りくどい修飾をやたらにベタベタくっつけない

業界の符丁を連発しない

カタカナ英語は極力避ける

 

とてもとても読み易い。

これが”名文”だと、私は思います。

 

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タモリ倶楽部によく登場するなぎら健壱

著書がこちら。

氏には他にも味わい深い好著が多数。

実に博識の人であります。

 

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うーん、頁をめくるのが

段々と億劫になってきました。

酒のつまみに活字というのは

果たして、相性がいいのでしょうか?

 

飲み過ぎ&読み過ぎの結末は

頭と身体のダブル二日酔いになりそうです・・・