バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

ヒット曲を入れないで選ぶ、私の好きなカーペンターズ・ソングブック PART 2

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カーペンターズって”健康優良兄妹”みたいなイメージありますよね。

でも実生活では全くそんなことはなく

家庭環境やドラッグ、人間関係など

無茶苦茶ハードな日々を送っていたんですね。

(1995年に500頁を超える邦訳本が出ています。彼らの激動の日々を

細かく追っていますが、読むとイメージが崩れちゃう人も居るかも)

 

まあ得てして、健全イメージのバンドほどそうなりがちで

ビーチボーイズとかもその内実は凄いですけれどね・・・

 

Nowadays Clancy Can't Even Sing

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リチャードのリードでファーストアルバム収録曲。

オリジナルはかのバッファロー・スプリングフィールド

ちょっと意外な選曲という気もしますが

元曲とはガラリと変えているリチャードのアレンジ力が

光ってますね。

 

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Baby It's You

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バカラックの名曲をムーディーに仕上げてますね。

この曲は色々なアーティストが取り上げていますが

1961年にシュレルズが

トップ10に送り込んだバージョンがこちら。

 

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カーペンターズの曲でも特に有名な

”愛のプレリュード~We've Only Just Begun”を書いた

名コンビ、ポール・ウィリアムス&ロジャー・ニコルス

"Let Me Be The One"

地味ですけど、こちらも佳曲。

 

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で、私

作者の一人、ポール・ウィリアムスのLP

買ったんですよ、当時。

まさに自作自演なわけで期待したんですが。

 

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うーん、地味だった・・・

やはり歌い手としてはちょっとね。

カレンに対抗できるとしたらこちらですね。

 

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アン・マレーの1971年作から。

さすが、なんとも良い声!

カレンに通じる落ち着いた響きがありますね。

 

最後は1977年のシングル曲。

 

All You Get From Love Is A Love Song

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チャートの成績は最高35位、もうこの頃は

商業的な数字は下降線を辿っていて

正直、時代遅れ感もあったように記憶してます。

 

でもこの映像でのカレン、

非常に都会的でスマートに見えません?

彼らのクリップを見てて

そう感じることはあまり無いので

印象に残ってるんですね。

曲自体も良いんですが。

 

それにしてもこのナンバーは

唄いこなすのは難曲ですね。

カレンは楽々こなしてますけど、こうは歌えませんよ

普通は・・・

 

さてこの辺でお開きにしましょう。

カレン亡き後のリチャードのソロアルバムとか

他にも聴きどころのあるものがありますが

また折を見まして。