映画評論家の重鎮であり、
多数の著作をもつ川本三郎の1冊。
1990年代に雑誌連載されていた
女優さんへのインタビューをまとめたものです。
今では半分くらいの方が亡くなられていますね・・・
川本氏自身がこれらの女優さんの大ファンであり、
またそれぞれの作品を細かく観ていますから
女優さんたちもリラックスして
様々なトピックが飛び出してきます。
落ち着いたトーンの
ラジオのトーク番組を聴いているようで
まさに優れたインタビューの見本のような好著ですね。
二人とも短髪で可愛いですね。
小津監督の”秋日和”(1960年)
仲代達矢とのシーン、良かったですねえ!
小林政広監督の力作(2010年)です。
こちらはアカデミー賞にまつわる数々の挿話を
集めた新書版。
たかが、しかし大きな賞なので
もらえるか、そうでないのかでは大違い。
その後の監督のキャリアや役者人生に
大きな影響を与えるわけで
悲喜こもごものストーリーが語られています。
1984年度の主演女優賞は
シャーリー・マクレーンでしたが
受賞スピーチが独壇場で
長く話してますね。
”この齢になってジャック(・ニコルソン)とベッドシーンが出来ると思わなかった”
”はっきり言って、貰うの私でしょ。当然”
長年、ノミネート止まりだったので
思いの丈が爆発。
娘さんのサチ・パーカーが一緒に居ますね。
それにしても司会がロック・ハドソンに
ライザ・ミネリというのも
時の流れを感じます