バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

AVANT-GARDE or UNDERGROUND~等しく映画なり

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高校の頃だったかな、

学校サボって(いつものことですが)

新宿の映画館で観たんですよ。

 

フリークス(1932年) 監督/トッド・ブラウニング

ピンク・フラミンゴ(1972年) 監督/ジョン・ウォーターズ

 

今思うと凄い2本立て、です。

当時はDVDや無料動画どころか家庭用ビデオなんかも無い時代。

それでも既にカルト的な人気があったということですね。

 

実験映画ということでいえば有名どころで

ルイス・ブニュエルとかケネス・アンガーあたりなのかな。

どこまでをそう捉えるのか、また同じ監督でも

商業的な作品も撮ったりしますから

一概には言えない面もありますね~

 

私が好きなのはマヤ・デレン

午後の網目~MESHES OF THE AFTERNOON(1943年)

 

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14分の小品ですけれど、一度観ると

この映像世界は忘れられないですね。

AT LAND(1944年)もいいですね。

 

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突拍子もない連想ですけど

音楽の世界でいうと、これかな。

感触が類似してる。

 

ゆらゆら帝国  あえて抵抗しない

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でも考えてみると寅さんシリーズとか

小津監督の映画もかなり

アヴァンギャルドな面がありますよね。

 

だって寅さんの人物造形って凄いですもん。

 

一方的に女性を好きになる

想いを素直に告げられず周囲を巻き込んで大騒動

女性に別に好きな男性が居ることを知り身を引く

 

まあ、回によって違う時もありますが大体こんな感じ。

それを数十回続けるなんて、出来ませんよ普通。

しかも女性のタイプはかなり毎回違うし。

傷つきやすいナイーブな面もあるんだけれど

何回失恋しても見事に次回までには立ち直るという・・・

 

どちらにしても、魅力のある映画は何回観ても良いですね。

これはジャンルを問わず、皆共通。

よし、また観返そう!