バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

ミュージカル!ミュージカル! 至宝のダンスシーンを堪能しよう

f:id:bkkmind:20200617181043j:plain

 

ずっと以前、日本の知人と映画の話になりまして。

絶対にミュージカル映画は観ない、というんですね

その方。

 

訳を聞いてみたら

「なんで会話の途中でいきなり踊りだしたり、突然歌い始めるんだ?

そんなのおかしいだろ!」

とのこと。

 

うん、まあ確かにそう言えばそうかも。

その人は翻訳ものの推理小説とかハードボイルドが好きだったので

あくまでリアリティ重視だったんでしょうね。

 

ミュージカル映画は基本、ストーリーは従で

歌と踊りのシーンについては独立して楽しむといいんですけどね。

(勿論、全体の脚本が練られているほうがベターですが)

 

AN AMERICAN IN PARIS  1951

www.youtube.com

 

お馴染み ”巴里のアメリカ人” から。

G・ケリーはこういうシーン、ぴったりですね。

アステアだと ”上品なおじさん” になっちゃうけど

いかにも陽気なアメリカあんちゃんという雰囲気です。

 

FOR ME AND MY GAL  1943

www.youtube.com

 

ケリーとJ・ガーランドの組み合わせですが

合わせるというより、それぞれ勝手に?こなしてる

というかあまりお互い気にしていないような・・・(特にジュディ)

後半、ジュディは明らかに疲れてますね。

”絶対、撮り直しには応じないわ!” という顔してますね。

そこがまた面白いですけれど。

 

LES GIRLS   1957

www.youtube.com

 

ケリー絡みでもう一本

相手役はミッツィ・ゲイナーですが

この人は無茶苦茶踊り、上手いですね。

素晴らしい身体のキレ、

それだけでなくセクシーな雰囲気もありますし。

赤と黒のセット&衣装がモダーンでGOOD。

 

ANYTHING GOES   1955

www.youtube.com

 

上手いといえば男性では

ドナルド・オコーナー!

ミッツィとの組み合わせですが

テクニシャン同士なので超余裕、

何でもできるという安心感いっぱいです。

 

BROADWAY MELODY   1940

www.youtube.com

 

御大を忘れちゃいけませんね、F・アステア。

アステアと五分で渡り合える数少ない相手が

戦前の人気スター、エレノア・パワエル。

あまりにも素晴らしい二人・・・

 

STORMY WEATHER  1943

www.youtube.com

 

名場面といえばこれを外すわけにはいかない

ニコラス・ブラザースの神技。

キャブ・キャロウェイの名調子で登場する

二人の至芸に目が釘付けですよ。

これ、オリンピック選手でも無理じゃないのかな?

演奏してるミュージシャンは迷惑そうですが・・・

 

まだまだ超絶の場面が沢山ありますけれど

キリがありませんので、また日を改めまして。