音楽を聴くときに理屈が入っちゃう時があります。
”この作品は有名だから”
”評論家筋が推薦してるから”
”レアな音源だから一応おさえておこう”
とか。
そういうのを一切やめて
ただひたすら自分の耳に心地よく聞こえる
能書き無しに気持ちの良い曲を幾つか。
THE EMOTIONS A Feeling Is
60年代から活動するベテラン姉妹グループで
プロデュースはモーリス・ホワイト。
リズム隊、ブラス、ストリングス
そして勿論ボーカルが完璧にフィット。
メンバーの自作というのもGOODですね。
THE SPINNERS There's No One Like You
DETROIT SPINNERS !
なんというソフィスティケーション。
アレンジがトム・ベル、もう最高です。
リードが3人、次々に交代しますが
”次は俺だ!俺の番だ!”的じゃなくて
いかにスムースに繋ぐかを第一にしてるわけで
そこがまた聴きどころ。
AL GREEN Loving You
ディープなところもいきましょう。
このボーカルにシンプル&ストイックな演奏、
必要にして十分、これ以上何も足す必要無し。
間奏パートがバカラック調で何気に洒落てますね。
THE IMPRESSIONS Groove
南部の次はシカゴソウル、この曲が入ってるアルバムは愛聴盤。
アレンジも(私の耳には)完璧どストライクですね。
ドラムスとベースの絡み具合が一番の肝、
まずそこに耳がいきます。
THE INTRUDERS To Be Happy Is The Real Thing
大物グループというわけではないですけど、良い曲
かなり残してますね。
HAROLD MELVIN AND THE BLUENOTES Where There Is a Will, There's a Way
もう良すぎてダメ・・・
ややスローなナンバーでもやはり
こういう”うねり”が無いとね。
これらの曲には大ヒット曲など一つもありませんけど
実によく部屋でかけています。
何回もリピートしたりして。
つまり生理的に至上の快楽なんですね。
年代でいうと1970年代中頃、
引っ張っても後半までがギリギリ。
その後はディスコの大波で
全面的に冠水しちゃいましたから・・・
朝方になっちゃうな、これは。
一度聴き始めるとキリが無い
重度の依存症そのもの。
ロック編、ジャズ編、ラテン編などは
別の機会に・・・