音楽雑誌で
ローリングストーンという媒体がありまして。
歴史も古くて、私も若い頃
ディスク選びの参考にしてました。
で、売り物のひとつが
ベストもの。
歴代でもっともシングルヒットが多いアーティスト、
一番売れたアルバム、総売り上げとか
ジャンルを分けてトップ100とか200のリストを
発表するわけです。
そのなかでも特に注目なのが
もっとも優れた内容のアルバム500
というランキング。
ロック、ソウル、ジャズ、ブルースなど幅広く対象にした
総合順位なので
チャートインした作品は
名実ともに折り紙付きの名作ということに
なります。
で、今年
その最新版が発表されて
目出度く一位に輝いたのが
マーヴィン・ゲイの WHAT'S GOING ON"
傑作中の傑作ですが、一位というのは珍しいような。
大体、ビートルズの"サージャント~"
がくること多かったと思うんですよ。
ちなみに
2位 ビーチボーイズ "ペット・サウンズ"
これは定位置ですね。
3位 ジョニ・ミッチェル "ブルー"
4位 スティービー・ワンダー "キー・オブ・ライフ”
5位 ビートルズ ”アビー・ロード”
と続いています。
さて、マーヴィンのこのアルバムなんですが
組曲形式になっていまして
曲間が繋がっているパートが多いんですね。
それがまた全体の構成を完璧にしているわけなんですが
一曲単位で録音されたり、演奏時間がより長い
別バージョンがあるんですよ。
それらはシングル曲のB面として収録されたり
後年になって発表されたんですが
なんとまあ、素晴らしすぎるのですよ。
GOD IS LOVE (SINGLE VERSION)
GOD IS LOVE (LONG VERSION)
SAD TOMORROW
あとこの時期ではなくて
もうちょい後のレコーディングなんですが
マーヴィンが亡くなってから
発表されたナンバーでこれまた
超絶の一曲。
SYMPHONY
こういった作品をですね
単に本体にボーナストラックとして
お尻のほうに収録するのではなくて
オリジナルアルバムのほうを再構成というか
組み立て直してみたらどうかなと。
いや、もともと完璧でいじれないんですけど
LPでいえば、B面のパートでなんとか余地があると思うんですね。
うまく構成すれば
世界でナンバーワンじゃなくて
宇宙でトップのアートですよ。
どんな惑星でも(なにがしかの生物が居て、音楽があるとして)首位獲得。
全宇宙区間で一位決定!