バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

1枚のアルバムでAORの歴史に名を刻む~ルパート・ホームズ

f:id:bkkmind:20201014191730j:plain

 

この人は自身の作品もかなり残していますけど

それよりもプロデューサー、アレンジャー、コンポーザー

としての活躍が目立っていましたね。

 

例外が1979年発表の

”パートナーズ・イン・クライム”

アルバムからカットされたシングル曲が続けて大ヒット。

一躍時の人に。

 

Escape (The Pina Colada Song)

www.youtube.com

 

高校に通っていた頃ですが

普段洋楽を聴かない友人も知ってましたから

日本でも人気があったということですね。

ただ商業的に成功したのはこの1作のみ。

 

もともとの資質がロックやブルース、R&Bではなく

クラシックやミュージカルの影響が強い人だと思うのですが

その個性が存分に発揮されたのが

ワイドスクリーン” という作品。(1974年)

 

Widescreen

www.youtube.com

 

一曲一曲に物語性を持たせて

都会に生きる現代人の孤独や出逢いを

オーケストレーションで彩った力作。

アナログで買って、愛聴してました。

 

Terminal

www.youtube.com

 

決してボーカルに力があるタイプではないので、

こういった曲調&編曲のほうが

馴染むような気がしますね。

 

AOR時代のルパートが好きな人で

未聴の方が居たら

是非どうぞ。