昨日に続いてフィリピンのトピックを。
若い頃、フィリピン
それも海岸のコテージに泊まるのが好きでした。
高級リゾートのそれではないですよ。
1泊数百円の簡素な造りの宿。
日がな一日、海を眺めていたものです。
この国の海は
色味が濃くて、吸い込まれるような深さがあるんです。
さて、フィリピンというと
きまって出てくるのが
”陽気”
”細かいことは気にしない”
”楽天的”
といったフィリピン人気質。
現地に長く暮らしている日本の方も
そのように表現されることが多いですね。
でも、私の印象は180度
異なるんです。
東京のオフィスで働いていた頃、
フィリピン出身のスタッフが居て
(日本人と結婚している OR 日本の大学や院に留学中)
よく話す機会があったんですが
みんな、非常に慎重ですし
むしろ心配性の人が多かった。
細かい部分の整合性を気にしますしね。
日本人のほうがよっぽど
大まか~大雑把でしたよ。
旅先での出逢いについても
シリアスな心持ちの人が多かったように思うんです。
自分自身に関しても他人についても
見方や評価が厳しいように感じたんですね。
ホスピタリティ溢れるお国柄ですから
みんな笑顔で接してくれますよ。
でも心の内側は
それこそ海の色のように
ダーク~濃いのではないかなあ・・・
おそらく宗教的な背景とか
教育システムなどの影響があるのかなと。
(私は深い知識などありませんので、ただそう感じたといったレベルですが)
正直であること、誠実であること
家族を愛すること
フィリピンの人と接する時には
こういう部分を”流して”はいけない。
”まま、いいじゃないですか” といった
(そのように捉えられるような)
リアクションは御法度、
というのが私の小さな小さな
学び、になりました。
こちらはフィリピンを代表する
国民的女優、VILMA SANTOS が
香港で働くメイドに扮した
"ANAK" という映画。
評価の高い作品ですが
フィリピンマインド~ハート
というものがよく伝わる内容です。
濃いですね、やっぱり。