2000年代に大ヒットした
"SAW~ソウ" シリーズ
ハマった人も多いのではないでしょうか。
低予算を逆手に取った
密室閉塞空間でのゼロサムファイト。
最近もまだ続編が作られているようですね、
私はシリーズの3か4あたりで離脱してしまいました。
この手のものは続けていくうちに無理が目立ってしまう
”猿の惑星” パターンから抜け出すのは難しいですよね。
熱烈なファンはそこまで含めて楽しめるのかもですが。
目覚めるとそこは異世界、
闘いに勝利しなければ死が待っている
というストーリーで有名なのは
フレドリック・ブラウンの ”アリーナ(闘技場)”
もっともこちらの相手は人間でなく
宇宙人~エイリアンなのですが。
貴志祐介の ”クリムゾンの迷宮” は
訳ありの日本人が幾つかのグループに分かれて
オーストラリアの砂漠で争います。
エンターテイメント性に富んだ筋立てで
まさに「読む映画」といったところ。
”ダークゾーン” も同傾向の作品ですが
こちらの舞台は軍艦島。
一人の女性を巡ってライバル~恋敵の男二人が
友人や知人とともに果てしない殺戮ゲームを繰り返します。
一度死んでも、また蘇って闘わなくてはいけないという
エンドレスな描写がこれでもかと・・・
この手の作品を読んだり観たりする時は
やはり夜~深夜の時間帯が良いですね。
生活の音が聞こえてこない
森閑としたムードが最高のBGMになってくれますから。
ヘビーな作品のあとは
藤子・F・不二雄のSFものを読みましょうかね。
絵のタッチは優しいですけれど
不条理度はかなりのレベルで
実は怖い世界です。