若い時分には画家を志していたこともあって
何冊かある著作でもその腕前を披露しています。
出演作は映画、テレビとも非常に数が多いのですが
コミカルな演技も達者な人でした。
スタイルが良くてイケメンです。
著作では時に命の危険を感じるほどハードだった
撮影時のエピソードが語られています。
しばらく芸能活動から遠ざかっていた時期がありますが
現在はファンとの交流にも積極的のようですね。
年齢を重ねてもスマートなポーズがカッコいい!
児玉清というと、なんといっても
パネルクイズ アタック25(1975年~)の
名司会者ぶりが頭に浮かびますが、
映画デビューは1950年代から。
1960年の ”電送人間” では巻頭すぐのシーンで
若き日の姿を見ることが出来ます。
言われないと、ちょっと分からないですね・・・
戦前から舞台女優として活動していた沢村貞子、
気の良いおかみさんから目つきの鋭い意地悪おばさんまで
何でもこなせる芸風で出演作は膨大な数。
山中貞夫監督の名作 ”人情紙風船”(1937年)にも出演していました。
ニューギニアでの戦争体験をベースにして書かれたのが
”南の島に雪が降る”
後に何度も舞台、映画、テレビドラマ化されています。
戦後は黒澤、成瀬、溝口、今井と数多くの作品に出演していますが
小津監督の遺作 ”秋刀魚の味” で
これまた名優の笠智衆と共演しています。
笠智衆は自著でこのシーンが大変に印象深かったと書いています。
二人のいぶし銀のやり取りに加えて
バーのマダム役の岸田今日子がこれまた絶品であります。
今日取り上げた皆さんは全員
(不死身のウルトラマンは別として)
お亡くなりになっていますけれども
スクリーンではその姿にいつでも会えることができます。
では早速・・・