映画のランキングものって
色々ありますよね。
日本では専門誌のキネマ旬報によるものが
一番権威があるでしょうか。
さて、外国人による日本映画の評価って
どうでしょうね。
勿論これまた実に多くのタイプがあるでしょうけれど。
たまたま見かけたサイトですが
ベスト４０を選出というものです。
同じ監督の作品は三本まで
＆アニメは外すという条件で選ばれてますね。
ふむふむ、どんな作品が選ばれてるんでしょう。
40家族ゲーム 森田芳光 1983
39野獣の青春 鈴木清順 1967
38ビルマの竪琴 市川崑 1956
37麦秋 小津安二郎 1951
36巨人と玩具 増村保増 1958
35上意討ち～拝領妻始末 小林正樹 1967
34鬼婆 新藤兼人 1964年
33二十四の瞳 木下恵介 1954
32人情紙風船 山中貞雄 1937
31武士の一分 山田洋次 2006
30 HANA-BI 北野武 1997
29原爆の子 新藤兼人 1952
28トウキョウソナタ 黒沢清 2008
27天国と地獄 黒澤明 1963
26楢山節考 今村昌平 1983
25御用金 五社英雄 1969
24茶の味 石井克人 2004
23女が階段を上る時 成瀬巳喜男 1960
22浮雲 成瀬巳喜男 1955
21飢餓海峡 内田吐夢 1965
20おくりびと 滝田洋次郎 2008
19山椒大夫 溝口健二 1954
18赤い殺意 今村昌平 1964
17他人の顔 勅使河原宏 1966
16たそがれ清兵衛 山田洋次 2002
15仁義ない闘い 深作欣二 1973
14大菩薩峠 岡本喜八 1966
13.そして父になる 是枝裕和 2013
12野火 市川崑 1959
11薔薇の葬列 松本俊夫 1969
10おとし穴 勅使河原宏 1962
9ミシマ ポール・シュレイダー 1985（日本未公開）
8雨月物語 溝口健二 1953
7誰も知らない 是枝裕和 2004
6人間の條件 小林正樹 1959
5砂の女 勅使河原宏 1964 4東京物語 小津安二郎 1953
3切腹 小林正樹 1962
2羅生門 黒澤明 1950
1七人の侍 黒澤明 1954
上位５作品は非常に順当ですね。
常連組の名前が挙がっています。
３本選ばれているのが黒澤監督と並んで
勅使河原宏作品。
“おとし穴” がトップ１０入り！
マニアックだなあ（というか好みの問題ですが）
先日亡くなった田中邦衛が
物凄い演技をするシーンがあります。
自分の好きな作品
が入ってますねえ。
ただ戦前の作品がほとんど選ばれてませんね。
（私がトップ４０を選んだら１０本近くは確実に入る）
あと最近の作品も少ない。
５０年代～６０年代に集中してますね。
有名な監督さんの名前も大体挙がってますが
「いやあ、選ぶならそれじゃないでしょ、あれでしょ」
なんてのもありますね。
一本も無いというのもちょっとね・・・
ベストなのか
お気に入りなのか
どちらの視点で選ぶのかでも随分違ってきますよね。
ベスト、なら
外せないでしょう、誰が選んでも。
でもフェイバリットということなら
違うセレクションになるような。
”自分好みの”という観点で４０作、選ぶとしたら
ここに挙げられた作品からは３～４本くらいしか
残らないな・・・
なんてことをつらつらと考えるのも
これまた楽し、なんですけどね。
