1967年、ロベール・アンリコ監督の
”冒険者たち”(フランス・イタリア共同製作)
これは完璧な鉄板映画。
評価、好き嫌いというのは人によって様々なわけですが
この作品を観て
「つまらない」「駄作だ」「印象に残る場面がない」
と言う人は多分、誰も居ないと思いますよ。
オープニングがもう最高。
「おっ、これは絶対に良い映画にきまっとる!」
掴みからして完璧です。
ヒロインのジョアンナ・シムカス、
当時22歳くらいでしょうか
決して物凄い美人とかスタイルが良いというわけではないのですが
自然な演技で魅力爆発。
年齢が少し離れている(実際の歳の差も15歳ほどある)設定が
成功していますね。
歳が近いとライバル意識剥きだしの構図になってしまいますから。
野外のロケシーンも実に美しい。
あと音楽ですね、これがピッタリ
はまっています。
昔の映画観てますと、音楽がね
ちょっと気になってしまうこと多いんですよ。
映像でなく音に古さを感じてしまうんですね。
(例えばコッポラの初期作品 ”雨のなかの女” とか。こちらはまたそのうちに)
「あなたはこれから100本の映画(洋画)しか観ることが出来ません」
なんて言われたとしたら、そのなかの1本にしましょう。
きっと後悔ゼロですよ。