バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

あなたが去ってから私の心は荒れ模様・・・STORMY WEATHER

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STORMY WEATHER~ストーミー・ウェザー

というタイトルの

1930年代に作られたスタンダードナンバーがあります。

 

あなたがいなくなってから

心には雨が降り続いている

どうして空に太陽が輝かないのでしょう

私のハートは荒れ模様

・・・

 

といった、恋人が去ってしまった心情が

センチメンタルに綴られている

一大バラード。

 

フランク・シナトラ

ビリー・ホリデー

エタ・ジェイムス

エラ・フィッツジェラルド

ビリー・エクスタイン

など、多数の著名な歌い手に取り上げられていますが

もっともポピュラーなのは

リナ・ホーンのバージョン。

 

Stormy Weather     Lena Horne

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1943年に製作された同名映画のワンシーンですが

当時20代半ばのホーン、美しいですね。

 

この映画はキャブ・キャロウェイファッツ・ウォーラー、ニコラス・ブラザース

などの芸達者が顔を揃えていて、彼らの至芸を満喫することができる

実に楽しい作品です。

 

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www.youtube.com

 

同じくブラックキャストの ”キャビン・イン・ザ・スカイ”(1943年)

との2本立てを、40数年前に名画座で観た記憶があります。

(勿論、学校をサボってね)

 

さて、この ”ストーミー・ウェーザー” というナンバー

歌詞の内容からして、

どうしても切々と歌いあげるスタイルになってしまい

歌手が違ってもほぼ同じような展開になりがち。

 

この曲を抜群のソウルマナーでカバーしたのが

ウィリー・ハッチ。

70年代から80年代にかけて

10枚ほどアルバムを発表していますが

大きな商業的成功とは無縁のアーティストでした。

 

Stormy Weather    Willie Hutch

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目が覚めるような

とはまさにこのこと。

なんという歌唱力、そしてアレンジの素晴らしさ!

何回リピートしても飽きませんねえ。

 

この曲のあまたあるカバー中、文句なしの私的ナンバー1。

リナ・ホーンも多分

同意してくれるのではないかなあと。

 

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