バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

タイに小春日和はないけれど~三曲のINDIAN SUMMER

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"INDIAN SUMMER"

というスタンダードナンバーがあります。

ジャズシンガーがよく取り上げるのですが

「春、私たちは愛し合っていた。でも秋~小春日和の季節を迎えて、それは消えていった」というセンチメンタルな内容。

 

題材にしやすいのでしょうね、小説や詩のタイトルにもなりますし

ロックのジャンルでも

ドアーズの作品に”インディアン・サマー

というのがありますね。

 

この言葉で想い出す曲というと

私はPOCO(面白い響きですね)が

1977年に発表したアルバムかな。

 

INDIAN SUMMER     POCO

www.youtube.com

 

アルバムタイトルにもなっていた曲なんですが

ベースを弾いている長髪の人に見覚えありません?

ランディー・マイズナーに交代して

後にイーグルスに参加することになる

ティモシー・B・シュミットですね。

 

イーグルスといえば、同じく途中参加の

ジョー・ウォルシュ

ソロアルバムで、"INDIAN SUMMER"

という曲があるんですよ。

しかも、発表時期がほぼ同じ。

(1978年)

 

INDIAN SUMMER    JOE WALSH

www.youtube.com

 

”ロスからの蒼い風”

(原題からかけ離れたもの凄い”勝手日本語命名”ですが、雰囲気は伝わりますね)

というアルバムの収録曲ですが、

POCOとこのアルバム、どちらも買って

聴き比べて楽しんでましたね、当時。

 

ウォルシュは個性の強い人で

基本は豪快ロックンロール路線なんですが

こういった抒情的な小品が必ず各アルバムに

挟み込まれてますね。

 

3曲目は

ベテラングループのアメリ

70年代の人気絶頂時にはヒット連発。

(”名前のない馬” ”ティン・マン” ”金色の髪の少女” ”ひなぎくのジェーン”・・・)

 

で、2000年代になって出されたアルバムに

"INDIAN SUMMER"というタイトルの曲があって

まあ、(実のところ)それほどは期待せずに耳を傾けていたら・・・

 

INDIAN SUMMER     AMERICA

www.youtube.com

 

おお、これはGOOD

曲自体がそもそも良く、歳月を経て

歌声が力強くなっていて聴きごたえが増してますね。

この時点でキャリア40年近いわけですが

70年代のフィーリングが

(無理してではなく)

感じられるのが印象的です。

 

こうして聴いてみると、どの曲にも

共通したニュアンスがありますね。

それこそが、インディアン・サマーという

季節を表しているのでしょうね。

 

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