ROSS、と聞いて
思い浮かぶアーティストといえば
なんといってもダイアナ・ロス。
近年は新作アルバムが途絶えて久しいですが
などと並ぶアメリカの国民的歌手ですね。
私は正直、ちょっと苦手のタイプで
(声のトーン&それに評伝とか読みますと、なかなか強烈なパーソナリティをお持ちのようで)
70年代にソロアルバムを2,3枚買った程度ですね。
それもすぐに中古レコードショップに
売ってしまった記憶があるので
なんというか、縁の無いタイプのお方。
(1980年のヒット、"I'm Coming Out"は良かったですね)
I'm Coming Out DIANA ROSS
さてダイアナが
スプリームスで特大ヒットをガンガン連発していた
60年代中頃に、
その100分の1くらいのスケールで活動していた
THE ROYALLETTS という同じく女性グループがあったんですね。
(こちらは4人組)
で、そのリードボーカリストが
SHEILA ROSS~シーラ・ロス
という名前。
It's Gonna Take A Miracle THE ROYALETTES
グループ唯一のヒット曲
”ゴナ・テイク・ア・ミラクル”
ちょっと恥ずかし気&控え目に歌っている
シーラ、可憐ですよねえ。
ボーカルも自然で、すっと耳に入ってくるし。
このロイヤレッツは2枚しか
アルバムを発表していないのですが
内容充実でどちらも素晴らしい出来なんですよ。
今はCDで気軽に聴けるようになりました。
You Bring Me Down THE ROYALETTES
この曲でも
シーラ、素晴らしい歌唱ですけど
おっ、それだけではなくて
コンポーズ&アレンジが只者じゃないですね。
ただのガールズポップスという
レベルを越えています。
作曲やプロデュースを手掛けていたのが
テディ・ランダッツォという才人。
もともと歌手出身なんですが
ロイヤレッツ以外にも色々な
アーティストを手掛けています。
Where Were You FRANKIE VALLI
ベテラン、フランキー・ヴァリの
1977年のソロアルバム ”VALLI”
には、テディ作曲のナンバーが4曲収録されています。
当時アナログで聴いていて、洒落た曲だなあ~
なんて思ってましたね。
(その頃はテディ個人とかロイヤレッツについては知らなかったんですけどね)
ちなみに、このアルバムはヒットしていないんですが
あの有名なボズ・スキャッグスの
”WE’RE ALL ALONE がカバーされていて・・・
おっとっと、エンドレスループになりそうなので
この辺で切り上げましょう。
にしても、シーラ・ロス
素敵だなあ
どんなに画質が悪くても・・・
A Love Affair To Remember THE ROYALETTES