ピチカート・ファイヴの10作目
”ハッピー・エンド・オブ・ザ・ワールド”
(1997年発表)
力作揃いのピチカートの作品のなかでも
「畳み掛け度」では1,2を争う
テンションの高い楽曲集です。
イッツ・ア・ビューティフル・デイ PIZZICATO FIVE
作品のコンセプトは
当時、音楽フォーマットの主流だったCD
~コンパクトディスクを
シングル盤(1分間に45回転)に見立てる、
というユニークなもの。
シングルレコードは長くても4~5分程度の
”持ち時間”ですが
CDは十倍以上も収録時間があるわけで
そのあいだを一気に駆け抜けることになります。
ですので、収録されている曲には
スローなバラードは一切無し。
曲間もナレーションやサウンドエフェクトを駆使して
休憩無しの、めくるめく60数分間。
発売から四半世紀を経過していますが
今なお色褪せない音世界は
流石です。
My Baby Portable Sound PIZZICATO FIVE
このアルバムの終盤に
”私の人生、人生の夏”
という、ひと際
耳に残るナンバーが収録されています。
長引くコロナ禍の今聴くと、
よりハートに響く素敵な曲ですよ。
私の人生、人生の夏 Kahimi Karie
このカバーもGOODですね。
(小泉今日子も歌ってます)
勿論、本盤の野宮真貴も最高であります。
機会がありましたら
聴き比べなど
是非どうぞ。