私がJAZZを熱心に聴いていたのは
主に20代の頃でした。
勿論今でも好きですけれど
新譜を追いかけるとか
一人のアーティストの録音を辿っていく、
ということはもう無いですね・・・
で、振り返ってみて
一番耳に馴染んでいる~単によく聴く頻度が高い
というポイントで10枚選んでみました。
縛りは同一アーティストでは一枚のみ(サイドマンとしての参加はオーケー)
ということで。
順不動で
有名な作品は他にいっぱいあるんですが、本作はサラリとしていて聴きやすい。後期では ”ユー・マスト・ビリーブ・イン・スプリング” が最高かと。
”インヴェンションズ・アンド・ディメンションズ” ハービー・ハンコック
これも代表作に挙がることはないですけど、ウルトラセブンの ”第四惑星の悪夢” みたいなジャケット含めて、カッコいいサウンドです。
Succotash
”フォー・ワンス・イン・マイ・ライフ” トニー・ベネット
10枚だとボーカルものやフリー系が入りづらいですね。50~60年代のベネットはやはり溌剌としていて素晴らしい。
”E.S.P” マイルス・デイビス
これもマイルスのベスト作としては取り上げられませんが、私の耳にはツボですねえ。この時のメンツは以降、ちょっとくどくなってしまうので(煮過ぎ、焼き過ぎ・・)、初スタジオレコーディングの本作がGOOD。
”TETE !” テテ・モントリュー
実に快調なピアノトリオのアルバム。ベースとドラムスがもうノリノリです。ジャズ喫茶でボリューム上げて聴きたいですねえ。
Hot House
”ゲート・オブ・ドリームス” クラウス・オーガマン
フュージョン系の代表として。有名ミュージシャンが多数参加しています。勿論オーガマンの弦アレンジも名人芸。
Caprice
”スピーク・ノー・イヴィル” ウェイン・ショーター
曲、演奏、録音がすべて決まった完璧作品で言うことなし。ウェインは視覚的なイメージをもとにコンポーズしますが、それは現実の風景ではなくて頭の中の幻想風景なんですよね。なので一聴すると抽象的で捉えにくい。同じ絵柄を共有できるようになるとハマるんですね、これが。
”オン・ザ・ミルキーウェイ・エクスプレス” レイチェル・Z
ウェインの作品集ですが、女性らしくソフト(しかし軟弱ではない)な仕上がりの好盤。
”ブラウン・ストリート” ジョー・ザビヌル
特にウェザー・リポートやザビヌルのファンではないんですが、ジョーの晩年のこのアルバムを聴いて、これが演りたかったことなんだろうなと、ちょっと感動しましたね。
”プリースティス” ギル・エバンス
これはギルの最高作では? しかし今は入手困難のようですね。バンドのメンバーのソロも超絶なのに・・・
Orange Was The Color Of Her Dress, Then Blue Silk
ということで
コルトレーンもロリンズもオーネットも
抜けてしまっておりますが
まあご愛敬ということで。
どうぞ文句~モンクのありませんように・・・
Pannonica Thelonious Monk