バンコクマインド

タイの過去現在未来と音楽映画書籍の旅

貴方は素敵なパートナー ♡ ミュージカル映画の名タッグ

f:id:bkkmind:20211010110219j:plain

 

子供の頃のアイドルが

キャンディーズとかピンクレディーなどではなくて

ジュディ・ガーランドだった私。

(当時既に亡くなっていた・・・)

 

自然、その頃全盛だったテレビの歌(歌謡曲)番組はほとんど見ずに

古いミュージカル映画のほうを追いかけるようになります。

なんと老けた子供・・・

 

Isn't This A Lovely Day   from TOP HAT (1935)

www.youtube.com

 

しかし昔は動画サイトとかDVDとか

なんにも無いですからね、封切りの新作はともかく

昔の映画を観るのって大変だったんですよ。

テレビの深夜の時間帯の映画劇場とかを必死に

チェックしたりとか

どうしても映像観れない時は

レコード(サントラ盤)買って、音だけ聴いて

ダンス場面を想像してました。

 

ミュージカル史上の最高のコンビは

なんといっても、アステア&ロジャースですが、

 

アステアが歌いかける

無関心なロジャース

しかし踊りが始まると、スッと見事なタイミングでアステアに合わせる

 

これが黄金パターンでしたね。

 

Dance Scene from AN AMERICAN IN PARIS (1951)

www.youtube.com

 

アステアとくればジーン・ケリーですが

踊りの優雅さではアステアには敵わないので

よりスポーツライク&コミカルな動きを活かしたシーンのほうが

この人の良さが出ると思うんですね。

 

パートナーとしては ”巴里のアメリカ人”の時の

レスリーカロンがぴったりですよね。

小柄&童顔でとてもキュート。

ケリー(アステアもですが)もそれほど背は高くないので

絡みにもゆとりが感じられます。

 

www.youtube.com

 

カロンのソロシーンですが

大体ミュージカルの女優さんは

「大人の魅力」を兼ね備えた人が多いんですね。

スローなナンバーが見せ場になることも多いし

やはりセクシー度があったほうが好まれますから。

 

そういう意味では異色ですね。

綺麗というより可愛いタイプ。

でもかえって古さが無いかもですね、

時が流れても。

 

さてさて

個人的に惹かれるペアーはこの二人なんですよ。

 

Dance Scene from ANYTHING GOES (1956)

www.youtube.com

 

アステアとケリーのいいとこ取りをしたような

ドナルド・オコーナーと

超絶テクニックのミッチー・ゲイナー。

 

どうやっても相手は受け止めてくれる

という信頼感があるから、余裕なんですね。

お互いの力量を完璧に認め合っているからこそ可能な

これぞ至高のパートナー芸。

 

100点満点で500点だよなあ~

 

冒頭の画像の

”ミュージカル洋画 ぼくの500本”(文藝春秋)は、

高名な映画評論家によるものですが

映画全体じゃなくて洋画から500本。

そうなんです、日本映画には少ないんですよね。

ミュージカルものは。

 

日本語だとちょっと

気恥ずかしいのかもですね。

歌って踊って愛を囁いたりするのは・・・

 

まあこの分野は

外人さんに、

お任せしましょう。

 

The Girl Hunt from THE BAND WAGON (1953)

www.youtube.com